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第16話
目が覚めると知らない部屋のベッドに横たわっていた。
「う…あたま、痛い。」
「大丈夫?くすり、強すぎたかなぁ。」
そこには慎がいた。
「ここは、何処?」
「ここはね、僕と鈴の部屋。あと、ペットの。」
ペットという言葉に反応し周りを見渡すがそれらしき動物はいない。
「後で紹介するよ。それより……、」
首の項を撫でられ、気持ち悪くなってくる。
「この跡とはさよならしようね。」
「え…どういう…。」
それは…それは俺が秀から捨てられるという事?
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