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第2話
相澤が帰った後、僕はPCでプラナリア人間保護センターとやり取りしている。
「お名前は『ロナ』でよろしいのですね。では暫くお待ちください。」
『ロナ』は首輪についていた始めの番号「6」と終わりの番号「7」を組み合わせた名前だ。
「当特区にて、同名はおりません。お使いになれる名前です。」
「そうですか。ありがとうございます。」
「大事にしてくださいね。」
「おい!名前が決まったぞ!お前は『ロナ』だ・・・」
リビングルームに一歩踏み込むとテーブルの上に置かれた様々なモノに僕はギョッとする。いわゆるオトナの玩具が並べられているのだ。どうやら男達が持ってきたケースをロナが興味本位で開けたらしい。なんつー置き土産だ。
僕は、ロナと向かい合う様に座り。
「ご主人様?」
「名前が決まった。お前は今から『武藤 ロナ』ロナだよ。」
「私の名前はロナ・・・ありがとうございます。ご主人様。」
それとこれだけは言っておかなければならない。
「ロナ、僕はノーマルだ。恋愛対象が女子なんだよ。セックスの対象もね。(まだ童貞だけど)」
ロナ表情がみるみる曇る。こう云った事実は早めに伝えておくべきだ。
「私は、ご主人様の好みと、かけ離れていると、云う事ですね。」
ぼろぼろと大粒の涙を流しながら、ロナは言葉切れ切れに話した。
「ああ、もう、泣くな。セックスは出来なくても体に触れるのはアリだ。」
僕はチラッとオトナの玩具が並んだテーブルに目を遣る。アレは使えそうだ。
テーブルに向かって歩いて行く僕を「ご主人様。」ロナは不安気に呼んだ。目当てのモノを手に取るとロナの元に戻る。
「泣いてばかりいる子には、お仕置きが必要だね。」
僕の手には、右側の手足と左側の手足を拘束する為の皮バンドが握られている。
「今からロナにコレ着けるから大人しくしててね。」
先程まで泣いていたロナは、拘束具の意味がわからずきょとんとしていて大人しく拘束具を受け入れた。
「なんです。コレ?」
「お仕置き道具。それとロナ。まだ僕とセックスしたい?」
「出来れば・・・」
僕はズボンとTシャツ間の後ろに隠していた実物大のディルドをロナの目の前に突きつけると、ロナあまりの驚きに目を丸くして、後ろにひっくり返った。
「僕とのセックスはね、ロナのお尻の穴にコレを入れるのと同じ事なんだ。それでもまだ僕とセックスしたい?」
仰向けに倒れたからアナルが丸見えになっているのをいい事にツンツンとディルドでアナルを数回突っついた。
「イヤ!絶対ダメです!私には無理です。」
「分かればよろしい。」
倒れたロナの両足の間に僕は体を割り入れる。
少ししっとりとしたロナの肌を至る所撫でてやると、気持ちいいらしい。「ん?」下半身に硬いモノが当たった。
「ロナ、お前自分の見てみろよ。」
上半身を起こしてやるとロナは信じられないものを見たのだ。
「噓・・・何これ?」
「勃起だよ。見たことない?」
「私の体はどうなっているのですか?ドームにいた頃には一度もこんなこと。」
動揺しているロナの唇に僕の唇を重ね合わせた。
「今のがキスだよ。次はもうちょっと濃厚なのやっちゃおうかな。」
舌を噛まれない事を祈りつつ、より口内へと舌をなぞり入れていく。「んん。」逃げるロナの舌を僕の舌で絡めとった。
どのくらいそうしていただろうか。不意にロナが顎を顔を横に向け唇が離れていった。初めての経験にイってしまった様だ。
そっと仰向けに戻してやる。僕の左手首にセットしてある小型端末機器の資料によれば
ロナは『42歳』だ。『ドーム』出るには早くはないだろうか。無防備な寝顔は、まだ三十代後半にもみえた。
呼吸に合わせて剥き出しの胸が上下するのを僕はただジッと見ている。時々聞こえる心の囁きに葛藤しながら。
「ソレはお前のモノだ。好きにしていいんだよ。」
僕は「心の声」に従った。眠っているロナの両乳首をキュウと引っ張る。親指でこねくり回し、親指と人差し指でコリコリと揉んだ。
「う、ううん。あっあ。」
いい反応だ。
「ご主人様!何を。」流石に気が付いたロナが声をあげる。
「スキンシップの続き。」
「お願いですから・・・もう、そこをいじるのヤメテください。」
「イヤだね。」
左乳首を舌でベロリと舐める。「あっあっ」相当感じている様だ。僕は右乳首を強く吸った。唇を離すと薄っすらと汗ばんだ赤みがかった体に真っ赤に熟れた乳首が2つ。ロナは声にならない荒い呼吸を繰り返していた。ピチャピチャと態とらしく音をたてて舐めてやるとロナの張り詰め硬かったペニスがくったりと地に落ちる。それと同時にロナも気絶した。
プラナリア人間は精子を作れない。あくまで人間の予備パーツだ。
「クソ!何で僕がこんな事に。」
膝立ちになると、ズボンとパンツ下ろし、ロナの体目掛けて射精した。
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