5 / 7

第5話:送辞 御堂 幸四郎 様

厳しい寒さも和らぎ、日差しに温かさを感じられる季節となりました。 かくも佳き日に御堂先輩が晴れて卒業を迎えられましたことを、心からお祝い申し上げます。 常にリーダーシップを発揮し、時に厳しく時に優しく導いてくださる先輩は皆に慕われ、しかし難攻不落の城塞のようでした。 合唱コンクール、体育祭、生徒会役員選挙、折につけ接近を試みましたが、それを果たせたのは九月のクラス対抗水泳大会でした。 目を眩ませる日差しが注ぐプールサイド。 競技で死力を尽くしたあとにも関わらず、先輩はふらつく僕の体調を気遣ってくださいましたね。 すでにお気付きでしょうが、あれは仮病です。 古典的手法ですが、自然な形でひと気のない校舎へ先輩を誘い込むことができました。 次の課題は先輩の心にどう入り込むかです。 僕を支えて歩く先輩に対し、同情を引こうとしたり、媚を売ったり様々試みましたが反応は薄く、しかし鉄壁の防御が緩んだのは、何気無い一言からでした。 「先輩の胸、しっかりと張って、とても綺麗な丸みがありますね」 心からの言葉が胸に響いたのでしょう。 「男が胸を褒められて嬉しいわけないだろう」 そう言いつつ、厳しい表情のままピクンピクンと胸を震わせて見せてくださいましたね。 制服や剣道の防具に守られ、普段はお目にかかることのない立派なバストが、実は先輩のご自慢だったのです。 「地球上に生を受けた男子のほとんどが美胸好きであることは疑いようのない事実です。そのたわわな胸を揉ませていただけたら、僕の体調も回復すると思うのですが」 控えめに頼みこめば、先輩は小さく眉を上げたあと「少しだけだぞ」と、巨乳を揉ませてくださいました。 学校の廊下での生乳(なまちち)揉み。至福と背徳の時間。 僕の一生の思い出となりました。 さらに紅梅色のぷっくりした蕾を口に含みたいと願えば、熱い息を漏らしながら「調子にのるな」と叱咤し、しかしすぐに「体調が良くなるならば仕方がないな」と、自習室に連れて行ってくださいましたね。 水着一枚で椅子に座った御堂先輩は、僕を膝に抱き上げてくださいました。 そんな積極的な先輩に、僕もしっかり応えなければと奮起し、大きく上下するバストに諸先輩方に鍛えられた舌技を尽くしました。 すっかり乾いていた先輩の体はすぐに熱く湿りを帯び、フッフッという荒い息とともに部分的にじっとりと濡れた水着が僕を下から突き上げます。 先輩のムッチリとした巨乳と「あ…ぁ…」という控えめな声に夢中になり、この時僕は本来の目的を忘れかけておりました。 しかし先輩のプックリと膨らんだ乳首をピンチ(挟んで締め付ける)すると、水着から“ボクはここにいるよ”と先輩のホースがガンガンアピールしてきます。 それによって僕はようやく『ぜんぶ抜く大作戦』を思い出したのです。 さらに乳首をピンチし、強く引いたまま先端を舌で愛撫すると、先輩は「ぁぁあん!」と愛らしい声をあげてくださいましたね。 ――ほぼ雄っぱい責めのみで、吐精寸前まで持っていけるかもしれない! 僕の探究心に火がつきました。 その炎を消せるのはもちろん、先輩のホースから放たれる白い液体のみ。 これまでの『ぜんぶ抜く大作戦』では対象者を抜くときは手もしくは口、作戦の後に股を開いてくださった先輩でもせいぜい兜合わせでの放出でした。 しかし、御堂先輩は僕に新たな可能性を見せてくださったのです。 引いた乳首を執拗に舐めまわせば、先輩は腰をグラインドさせて僕のお尻にこすりつけてきました。 このままならば吐精はすぐでしょう。 しかしより上のステージに進むため、僕は硬い肉棒が届かない位置にお尻をずらしたのです。 空振りを気にせずねちっこく腰をうねらせる先輩の、男らしい顔を見ながら、乳首をピンチし、チュッと吸っては舌で転がし……を執拗に繰り返していると、落ち着いたテノールが泣きそうに上ずってまいりました。 「泣きたいなら、泣いていいんですよ」 ありきたりではありますが、愛情を込めた先輩への囁き。 すると、先輩は太い腕で僕をぎゅっと抱きしめ「ぁぁん!ママァ!」と叫びました。 言うまでもなく僕は先輩のママではありませんし、この場に先輩のお母様も同席してはおりません。 しかし、ママであることを求められるならば、その役割を誠心誠意全うしようと思いました。 「もっと気持ちよくなろうね。どうして欲しいかママに教えて?」 「んっ!ママぁ、今みたいにいっぱいピンピンして」 僕はぷっくり勃ち上がり真っ赤になった乳首を激しく弾きながら、同時にしっとりと汗で潤う胸を手のひらで大きく揉みしだきました。 硬くなった乳首を手のひらでころがすように心がけ、時に胸の丸みをやや強めにキュッと握りこむなど変化をつけるのも忘れません。 「ぁあん…ママ!ママァ!」 身をよじる先輩が発したのは、廊下にまで響く大きな声でした。 僕を強く抱きしめていた腕が緩み、体を大きく撫でてくださいます。 「ぁ…ぁ…ママ、おっぱいイイ!ぁあん!」 椅子を壊しそうなほど激しく悶える雄姿に、僕はかつてない達成感と喜びに包まれました。 そして僕は『ぜんぶ抜く大作戦』の成功に向け突き進んだのです。

ともだちにシェアしよう!