8 / 11

第8話

「なあ」 耳元で先生の声が聞こえる 「なんですか」 もう少しこのままでいさせてよ、先生 腕の中で ほんのちょっとの幸せ 「おれは、、、、お前に何ができる」 あ また苦しそうな声 そんなに気にしなくてもいいのに 「変えられませんよ」 「でも」 「うるさいです」 ベッドがきしむ 目の前には 先生がいる 先生は涙目になってた 「先生がいるなら 先生がいてくれるなら なんだって僕は耐える」 だから先生、 「いなくならないでね」

ともだちにシェアしよう!