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彼のセックス

「ッア…!!えっ…!?あ、あるっ!!まって急には…っんぅあ!!」 「あ、はいった」 「ッ!!〜〜〜〜っあ…!!」 気持ちの準備すらできないうちに一気に貫かれて背中が反り返って痙攣した。ぎゅうっと枕にしがみついて耐えるけど背骨を強烈な刺激が伝って来て身体中が震える。 う、そ…はいっちゃった… 半ば無理やり挿れたこともあって後ろが痛い、もしかしたら切れているのかもしれない。でもそれ以上に快感が強くて頭が真っ白だった。 「ん…よいしょ…」 「ッ!?ッア!!」 なんとか真っ白になった頭を再起動させて、大きな快感で散らばった理性をかき集めてると今度はうつ伏せになった腰の両側を掴まれた。強い力で押さえ込まれていて快感に溺れて言うことを聞かない体じゃどうすることもできない。 「杉田さん腰細…でもお尻はおっきくてえっちだね?」 アルは俺の腰から尻にかけてを撫でながら辿って、尻たぶを揉みながらそんなことを言う。その間にお腹の圧迫感が一時的に小さくなっていってアルが腰を引いてるのがわかった。 アル…もしかして… アルがしようとしてることがわかって顔が青ざめる。 「あ、ある…まって、いまうごいちゃ…」 「やだ」 「…ッ!!ッアぁ!!」 けれど俺のそんな懇願は虚しくアルは腰を動かし始めた。まだまだきつい中をアルのものが行ったり来たりして徐々に速度も速くなっていく。 っも…むりぃ… ぎゅっと唇を噛んで耐えるけどそれが行き来するたびにいいところをくりくりと刺激されて耐えられない。しかもアルに腰を押さえられているから逃げることも身をよじって快感を散らすこともできなかった。 「っんぁ!!あぁ!!」 「…っは…」 「っん…んぅぅ…」 頭が真っ白で、後ろが苦しいのに気持ちよすぎて、つらくて、アルが腰を押さえている手を握る。実際は体がクタクタで大した力は入らないから触れたぐらいだったけれどアルがそれに気づいて俺の顔を見た。肩越しに見えたアルの顔は普段の眠そうな表情からは想像もつかないぐらいがっついた顔をしていた。目がギラギラしてぺろっと唇を舐めている。欲望が剥き出しな感じがして、肉食の動物を前にしたみたいで、なんだかほんの少しだけ怖かった。 「杉田さん顔もえろ…きもちい?」 「ッ!!」 アルは俺の涙で潤んだ目と真っ赤な顔を見ると満足そうにニヤッと笑った。 …やっぱり銀に似てる… でも思ってたことは汲み取ってもらえなくてゆるゆる首を振った。声が出せれば良かったけれどアルが動く間息を詰めて耐えてたせいで呼吸するので精一杯だった。力を振り絞って腰に置かれた手もどかそうとしたけれどビクともしない。 「…だめ?もっと欲しいの…?」 「ッ!!」 でもそれはより最悪の解釈を招いただけだった。アルがそっかぁ…なんて言いながら腰を動かして奥の方をぐりぐりとこねてくる。 「っひぁ…!!」 最悪だ…!! またその刺激がたまらなくてベッドに突っ伏した。

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