「あっ、アルっ!!ちょ…ちょっと、離して…!!や、やだっ…」 「…？なんで？こっちの方が見やすい…」 「こ、こんな…かっこ…」 「………」 抵抗してみるけれどアルが俺の体に腕を回しているせいでビクともしないし、変な体勢のせいで力も出ない。それに片方の手はアルにそこを見せまいと隠すことに使っているから自由もきかなかった。 なかなか抜け出せずにもがいていると今度はアルが動き出した。俺が必死に後ろを抑え隠していた手をどかそうとしている。 「…杉田さん手、どかして…見えない…」 「だ、ってぇ…あっ…」 「あ、みえた…」 「ッ〜〜〜〜〜〜!!!!」 こうやってやりとりしているととうとうアルに手を掴まれそこから手を退けられてしまった。もちろん抵抗もしたけどアルの方が力が強かった… 「……すごい…杉田さん、ふーってしたらここキュンってなる…なんか…ぱくぱくしててかわいい…」 「いっ、言わなくていいっ…!!」 そこが震えていることは自分でもわかっていた。なのにアルがさらに実況してきて恥ずかしさが増す。恥ずかしくて、耐えられなくて思わずギュッと目を閉じた。 「……？…えっと…？こうだっけ…？」 「…？……ッ!!えっ!?」 でもアルが見るだけで満足するはずなかった。アルは突然そこを撫でるように触れると、縁をなぞるように指の先で揉みこんで、少しづつ奥に進んで行こうとした。 ……な、なんでわかるんだよ…!!しかもちょっと…ていうか普通にうまい… なんとなくアルのこんなところに銀のスペックを感じるのが悔しかった。でもアルの指が奥の方に進むたびに恥ずかしさと気持ち良さで余計なことを考えられなくなる。もちろんこの間も避けられた手でなんとか抵抗しようとしていたけどアルのもう一方の手で阻まれて無駄な抵抗に終わっていた。 「…杉田さの中あったかいしむにむにしてる…勃ってるし、気持ちい？」 「だ、からぁ…聞かなくていいってぇ…」 「……？そう？」 アルはそうなんだ？と首を傾げて今度は黙々と俺の後ろをいじり始めた。 …そ、そういうつもりでもなかったんだけど…