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あだ名
「…っん…っんぅ…」
「……杉田さん…そんな声我慢しなくてもいいのに…」
「…だ、だって…っひぅっ…!!」
「ははっ、何今の?かわいい…」
俺を押し倒したアルは、あの後俺のバスローブをめくって後ろをほぐし始めた。またじっくり、ねっとり解される。
……っも…前きつい……
まだ20台でそんなこと考えたくないけれど年のせいか後ろだけじゃ上手にイケなくなってしまって、切なく張り詰めてる前に手を伸ばす。
「……ッン!!…っは…」
「……?…あっ」
「っ!!ッア…っや…!!」
でも即行でそれに気づいたアルにかぱっと足を開かされてしまった。明度は低いとはいえ明るい室内でまっすぐそこに視線を向けられて顔が熱くなる。しかも自分でしごいているところまで見られた…
「……?ここ、いじんの?」
「……そ、その…後ろ、だけだと…せ、切なくて…」
「……ふうん……オレがやってあげる、なんて言ってたっけ?前戯?恋人ならするって言ってたし…」
「えっ!?あ…ある……っや、りょ…両方一緒にしちゃ……っんんぁ…!!あ、あるぅ…だ、だいじ…な、とこ……だからもっと、優しく…っひ…」
「…?やさしく?やさしくってどう?こう?」
アルの手がそこに伸びてきてぎゅっとそれを掴んだ、雑な扱いに文字通り縮こまりそうになったけどアルは手の力を緩めてくれた。でも強く握ったりそっと触れたりを前触れなく繰り返すせいで快感に準備ができなくて必要以上に声が出て体が跳ねた。
「わかった…杉田さんこれ好き?こっちも…?」
「ッヒ…!!ひぁ…」
「ふふん…やっぱり、この裏っかわのぷくってしてるとこコネコネされんの好きなんだ?」
「……ッン…っんく…」
「ふふっ…自分から足あげちゃって…えっち…」
アルは後ろのいいところをトントンと不規則につつきながら前の裏筋もこねてくる。アルにそんなことを言われても言い返す余裕もなかった頭がチカチカと点滅してもうイキそうになる。
そんな時にアルが突然静かになったかと思うと体を倒して俺の耳元に口を寄せてきた。
「……まな…?」
「ッ!!」
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