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This could be love?-9

「ほら、舌出せ」 愉しげに命じられて素直に従う。 ぎこちなく口を開いて恐る恐る差し出すと黒埼の舌尖は勢いよく擦り寄ってきた。 「んぅ……ン」 黒埼は水音をふんだんに鳴らしながら綾人のペニスを取り出した。 うっすらと濡れ始めた亀頭を掌で包み込んで、先端から根元へ、根元から先端へ、じれったい速度で上下の愛撫を繰り返す。 目を開けば逞しい裸の肩が、次に鋭いながらも欲情しきった双眸が綾人の視界に写る。 黒埼は綾人の眼鏡を外すとヘッドボードに置いて切れ長な目を直に覗き込んだ。 「エロい顔してる。もっとエロくなれよ」 なぁ、佐倉さん? 上下愛撫の速度が露骨に上がって綾人はとうとう黒埼にしがみついた。 「あ、だめ……そんなしたら……っ」 「イッていい、出せよ」 先走りの雫に塗れた手がより放埓に動いて放精を促す。 綾人は声を詰まらせて黒埼の手と口づけにより達した。 濃厚に色づいた肉の隆起が入口を抉じ開けて中へ入ってくる。 襞を掻き分け、内壁を擦り上げ、有無を言わさず奥を目指して入ってくる。 「あ……あ、ン……」 黒埼の上に跨らされた綾人は悩ましげに胸を反らした。 積み重ねたクッションに背中を預け、黒埼は、滑々した感触の双丘を強めに両手で掴む。 左右に押し開いて一息に隆起を突き入れる。 「ひぁ」 ベッドがギシリと音を立てた。 全裸となった二人は視線を重ねて過激な律動を始める。 「あ……っ、はぁ……ン、あ……っ」 強く硬く屹立した黒埼のペニスに突かれる。 時に尻の肉を揉みしだかれては小刻みに揺さぶられる。 前立腺をこれでもかと強く刺激されて艶めく嬌声が後を絶たない。 綾人もまた屹立していた。 黒埼に見られている羞恥は最早消え失せ、むしろ鋭い眼差しに全て曝されているこの状況が快感に拍車をかける。 一度達しているにも関わらずソレは浅ましげに先端から悦びの雫を垂れ流していた。

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