くちゅくちゅと、水音が僕の耳をおかす。真斗が、2本の指を濡れた蕾に出し入れを繰りかえしている。 　僕が真斗を受け入れるのに大切なことだけれど、何回してもいまだに慣れない。 「かわいい、もうとろとろになってるぞ」 「あっ……いわ、ないでぇ」 　見られていると思うと余計に恥ずかしさは増し、カラダの奥からゾクゾクとした感覚がはしる。 　涙があふれそうになるのをこらえながら真斗を見つめると彼の目じりが優しげにさがった。 「ごめん、ごめん。ほら、イイとこ撫でてやるから」 「べつに、いらなぁあっん……あぁっ」 　指の腹で、奥のコリコリしたところを撫でられ、強烈な快感に身悶える。ついでに僕のモノを口に含まれたりしたら、我慢なんてできず達してしまった。 「…………まさとの、ばか」 　いきたくなかったのに、と訴えれば彼は申し訳なさそうに笑って僕の額にキスをおとした。 「みちるのイク顔みたかったから、ごめん」 「……もう、しかたないなぁ」 　今度は、真斗のイク顔が見たいと僕は、彼のモノを口に含んだ。 「……っ、みちる」 　気持ちよさそうに僕の名を呼ぶ真斗に、僕は嬉しくなって彼のモノを舐める。 　裏スジからてっぺんを舌先でなぞり、口をすぼめて上下に、こする。これが、真斗が1番好きな触り方だ。 「ん、ふっ…………も、う、我慢できねぇ！」 「んぅ！？　真斗！」 　ムリヤリ、口の中のモノを引きぬかれ、押し倒される。ぐりぐり、と入りたそうに彼のモノが僕の蕾に押し付けられていた。 「いい、よな？」 「うん、ぁあっあっ！」 　ゆっくり頷くのとほぼ同時に中へと挿入され、大きな声が響いた。 　真斗のモノは、間をおかずに激しく動きはじめる。 　肌と肌がぶつかり合う音、粘り気のある水音、真斗の荒い息遣い。 　聴こえてくる全ての音がスパイスになり、快感がより高まる。 「いっ、かい……イクぞ」 「あっ、あ、きて。僕も……あぁああっ」 　中へと吐き出される快感にふるえ、僕は2度も達してしまった。 　真斗は、1度引き抜くと息を乱しながらも僕の体を横に向ける。右足をまっすぐ立たせ、僕の左足を跨いだ。 「みちるの足は、白くてしなやかで……甘いな」 「……んっ」 　太ももから足先までにキスをおとし、足首を甘く噛まれながら再び挿入された。 「あぁああん、あっ」 　先程とは違う場所にあたる。 　奥をぐりぐりとこじ開けるようにされるとたまらなくて、何度も自分のモノから先走りが漏れていた。 「ここ、すき？」 「あっ、あんあんぁあっすきぃい」 　頭の中はとろけて、自分がなにを言っているのすらわからなくなっていた。 「ココ、にさ……できるんだよな、子づくりするトコロが……」 「あ、やっ……さわら、ないで」 　僕のモノと蕾の間を撫でるように触られ、まだそこには何もないのにゾクゾクとした快感が全身をかけめぐった。 「はやく、ココの快感でトロけるみちるの顔がみたい、俺だけしか知らない顔」 「あっ、あっ、あっへんた、ぁい」 　それから僕は、ころがされたり、まるめられたりと体位を何回も変えられて何回もくずぐすにトロけさせられた。