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自己嫌悪

落ち着いてきたら、やっぱり具合が悪くて 「頭がぐるぐる回る」 そのままソファーに倒れこんで 「気持ち悪い」のオマケ付き。 トイレにしばらく立て込んで 「ぅ〰」唸りながらでてきた。 「大丈夫か。」声をかけると顔を赤くして 「う〰」唸ってもわからん。 「気持ち悪い?」質問を代えてみた。が。 「ウン〰」あまり変わらない返事が帰ってきただけだ。 「薬は?飲んだ?」 「いや。食べないから……」 「ならなんか腹に入れてから、薬飲んで寝ろ!」 「でも、寝たら、孔。帰っちゃうんだろ?」 って、涙目で聞いてくる。 可愛いなー。コイツ。やっぱりアイドルだよな。自分をどうしたら、可愛い見えるかをよーく知ってる。ずるいよな~ 「?……孔?」……なんだよ。その少し、傾きながら聞くって。。反則だよ。 「いや。なんでもねーよ。大丈夫。寝ても、ちゃんといるよ。お前が治るまでいるよ。」 「えっ!!!」予想以上のびっくりに 「あれ?言ってなかった?」俺何も言ってなかったのか? 「休みになったんだよ。1週間。だから寝てもいるよ。お前が治るまで看病するよ。」 「あ~せっかく孔も休みなのに。。。俺って……やっぱり最悪だよ。」 そう言うと「自己嫌悪なる……」 プリンを開けながら、最悪だよ。も〰と文句を言いながら、 「あ~冷たくって美味しい。」2個は食べ過ぎじゃない?って目線を送れば 「2個くらいは平気だよ。」笑顔で返された。 その後、薬を飲んで、ぐだぐだとぶつぶつを行ったり来たりしてたら、 どうやら眠ってしまったよう。台所から「寝るならベッド行けよ」 声をかけたけど、返事はなくそのまま寝落ちし 「ったく……インフルエンザなのに。」 俺が小言を言うはめになった。

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