8 / 14

いいんだろうか?

安西さん。 ……その名前を軽々しく言った自分を呪った。 「話しがあるんだよ。ちょっといいかな?」 と誘われて断る奴がいたら、見てみてーよ。 指定されたおしゃれは飯屋にこんな…… ジーンズでいいのか? ドア?らしきものを目の前に連絡をするのをためらってたら 「連絡してって言ったのにな。」 後ろから急に声を掛けられ、びっくりした。 「急に呼びつけちゃってわるかったね?」 ささ。と軽く背中を押され、店の中に入れられた。 「ダイのことなんだけど……」 なんの話しかと思ってたけど、この話しかないよな。しかし……ダイ。どこまで話をしたんだ? うかつに話してダイに迷惑をかけられないから……などと脳内をぐるぐる言葉が回ってたら、 「クックッ、そんなに緊張しないでよ。ダイには聞いてるから。大事な人だって言ってたし。。」と教えてくれた。 今回の事で心配をして連絡したら、俺を怒らした。ってカギ置いてった。って泣きながら言ってきた。と。……「えっ。カギ?」あれ? 俺?カギ? 「いや。えっ。俺カギ。忘れきた?」 「えっ。置いて帰ったんじゃないの?」 「いや。違いますよ。だってダイん家オートロックだからカギしめる必要ないから、そのまま帰ってきちゃったんですよ。」 ……なんともまぬけな。 「なんだよー」盛大に笑われた。 。。。 ダイ。やっぱりコンサートに出れないのに相当ショックだったらしく、安西さんが連絡したときは泣きじゃくって大変だった。って。 でもしばらくしたらカギがあって。。俺に愛想つかされたって。また泣いて……「だから俺が可愛い後輩のために連絡をしたんだけど。」 なんだ違うんだ。ダイのヤツ……クックッ……。 「あーなんかアイツ必死で頭ん中とっちらかってて、面白かった。」 あなた、心配してたんじゃ。 「安西さん……もしかして……ダイの事」 その先は怖くて言葉に乗せるのが怖かった。 「いいや。俺はアイツの事が可愛いだけだよ。」その顔は寂しそうだった。 ……だって。俺の前でアンタの事、大事な人だって言うし。俺の事は本当に先輩としか、見てないんだよ。 本当に本当に寂しくポツリと話してくれた。 そして、「連絡してあげて。……酷い事した。って落ち込んたから。」 「はい。」 「頼んだよ。」 そこで俺は席をたった。ダイ連絡するために。

ともだちにシェアしよう!