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連絡しました。

「トゥル、トゥル」 言われた通りに連絡したけど……やっぱりでない。 「孔だけど、絶対に連絡してこい。」 少々、低いトーンで留守電にいれといた。 メールもした。あとは連絡を待つだけ。 安西さんの話しでは後悔してるように思えた。けど…… 連絡をしてからたっぷり半日はたった。 もう日付がかわるって頃にやっぱり連絡がきた。 「ごめんなさい。」小さい子ども大人に怒られたような声で謝って 「孔が怒ってカギ置いてたって思って……俺……お……れ……グス」 「怒ってないよ。俺の方こそ。看病するって言ってたのに。帰ってきちゃって。ごめんな。」 「うゥん。全然、孔は悪くてないから。」 「ううん。体調は?大丈夫?」まだ体調はもどってないんだろうし。 「平気だよ。」 「そうか。……」行くって言ってもいいのかな?一人になりたいかもな………… 「…… 」言葉がでない。 付いててやりたいけど、やっぱり俺なんかなんの役にもたてないし。。。 「孔。」「うん?」「会いたいんだけど。。。もう。遅いかな?……」 「いいや。行くから待ってろよ。辛かったら寝てていいからな。」 まだ休みはある。車のキーを持って俺はアパートを飛び出した。 待ってろよ。

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