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緊縛_3 ※

「解った。好きなように乱して良いよ」  着物の時は外に出ない限り下着はつけない。  その事を知っている黒斗は衿下を捲りあげて足袋を履いたままの脚を縛る。 「あっ」 「縛られて興奮しているんですか?」  上目使いに鷲を見ながら太腿に黒斗がキスをする。それだけで下のモノは感じ、ぶるっと震えてしまう。 「はぁ、鷲さん、可愛い」  自由を奪われた体を熱く見つめながら、手は既にたちあがっている箇所へと触れる。 「あぁ、くろとっ」  心も身体も喜びにあふれて蜜を垂らし、ぬちゃっと音をたてながらそれをしごく。 「いいえ、違いますよ。保です、芳親さん」  これから暫くの間、鷲と黒斗は物語の中の登場人物となる訳だ。  舌先がチロチロと胸の粒を弄り、手は下のモノを揉むように刺激する。 「ん、あぁっ、駄目だ、藤が見ている」  実際、ここには存在しない、物語の中での第三者。彼の視線は淫らな二人を見つめている。 「貴方は俺だけを感じていればいい……」  自由にならない体は、彼の思うがままだ。  見られたくない。だが、愛しい男の熱に抗う事などできやしない。  葛藤する心は快楽の渦にのまれ、男を中へと受け入れる。 「あっ、そこ……、はぁ、すごくイィ」  身体をよじらせる度に食い込む縄ですら感じてしまう。 「いつもより感度が良いようですね」  厭らしい身体だ、と、縄を撫でる。 「もっと激しくして、俺を乱してよ」  藤が口角を上げ、これが欲しかったんだと、見つめている事だろう。 「はい、芳親さん」  中を突き上げられ、絶頂を迎えたモノはガクガクと震えて欲を放つ。 「んぁあぁ……」  黒斗のモノのが抜け、ごぶっと溢れた蜜が太ももを伝い流れ落ちる。 「勿体ない」  ゆるりと流れ落ちるものを指で撫でる。 「あぁ、そんな可愛い事を言わないで」  ぎゅっと後ろから抱きしめられ、ごりっと元気を取り戻したモノを押し付ける。 「もっと中に注いでよ、保」  再び中へと入り込む太い熱の塊に、歓喜の声を上げる。 「愛してる」  そう囁く彼に、お返しの口づけをした。

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