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《読者様リクエスト企画 『雛木と誠吾、尿道責められるってよ』5》

「さっきのブジーでかなり開いたはずですし、膀胱も空になりましたから、奥まで入りさえすれば前立腺を直接刺激できるはずです」 そんな工藤の言葉で、矢上が柔軟性のあるブジーを誠吾のペニスに再び押し込んだ。 人前でパンツを脱ぐことだって考えられないのに、こんな場所に棒や管を入れられるなんてとんでもない。ましてや、自分の腹の中にあった汚いものを、雛木先輩に流し込んでしまうなんて。 羞恥と恐怖と罪悪感に支配された誠吾は、一刻も早くこの責め苦から逃れたかった。 矢上を怒らせずに許してもらう方法は一つしかない。従順に、ただ従順に、矢上にされることを受け入れるのだ。そうすれば、矢上が望むような反応は返せなくても、許しては貰える。捨てられたりはしない。 誠吾は経験上、そう知っていた。 誠吾は細い息を吐きながら、ペニスに押し込まれる異物を悲愴な心持ちで受け入れた。普段だったら耐えられないだろう、あらぬ場所をずるずると犯される感触を、雛木への申し訳なさと矢上への恋心だけで耐え忍ぶ。 ペニスの根本を越えてもブジーは順調にぐっぐっと押し込まれ、強烈な尿意に襲われた先ほどの場所に達した。 「あっ!そこ、そこダメっす!ああっ」 本能的に恐怖を覚えるような鋭い感覚があり、考えるより先に制止の言葉が飛び出す。だが矢上はやめてくれず、その鋭敏な場所をブジーの先端で探った。 腹の中にはもう漏らすものはないと自分でも感じられるのに、漏れそうな感覚だけが繰り返される。 誠吾の口からは自然に「漏れるっす!漏れるっすぅっ!」という悲痛な叫びが上がっていた。 「しょんべんは全部センパイの腹に移しただろうが。漏れたとしても大した量じゃねぇから大丈夫だ。力抜け。受け入れろ。っていうかむしろ漏らせ」 矢上は乱暴な激励で、誠吾の躊躇を払拭しようとする。その最中も、尿意だけではなく快感を拾うようになれと念じ、ブジーをわずかに前後させた。 誠吾は呼吸もままならない鋭い感覚に翻弄され、 「あひっ、あぁっ、やだやだ、ひんっ」 と鳴き声を上げ続ける。 そのうち、もうどうしても我慢ができなくなってきてしまった。強すぎる刺激に、もともと貧弱な思考能力が更に低下してきている。 ――もう漏らすもんねぇよな……。こんなことされてんだから、ちょっとくらい漏らしたっていいよな……。 支離滅裂な思考と甘えが、ほんの少し自制心を緩ませる。漏れそうな鋭い感覚があるばかりで、そこにどんな快感が潜んでいるのか、誠吾自身にはまるでわかっていなかった。 もう漏らしてもいいという諦めと自棄で、ブジーによる凌辱を受け入れる。股間全体が、収縮と弛緩が組み合わさった、尿を輩出する動きをみせた。 誠吾の下半身は、何も漏れていないのに垂れ流しにしているような、『ぞわぞわとした弛緩』とでもいうべき感覚に襲われた。 出ているのに、出ていない。放尿のための敏感な場所が開き切ったような気がした。 そんな強烈で未知なる感覚の源を、棒状の先端が無遠慮につつき回す。 矢上が動かすブジーが誠吾の中に生んだのは、排泄のための場所を逆なでされる圧倒的な背徳感と、明け渡す甘美な敗北感だった。 「あくうぅぅっ、くぅんっ、うぅん、くふぅ」 誠吾の声が、子犬のような甘えを滲ませる。敏感な場所を矢上の好きに弄られることに、そこはかとない快感を得始めたのだ。 それに機嫌を良くした矢上が、ペニスを支えていた手を離して玉や蟻の門渡りをくすぐってやると、誠吾は嬉しげに「あっあっ」と声を上げる。 玉の裏の窪んだ場所の皮膚越しにブジーがはっきりと感じられ、矢上はその感触が面白くてこりこりと弄んでやった。 その弾みで、ブジーの先端が一点をくっと圧迫した。 「いや゛あ゛ぁ゛ぁ゛ア゛ァ゛ァ゛ァッ!!!」 誠吾の喉から声が飛びだした。それがどんな絶叫になるかなんて考えられなかった。 「やだやだやだっ!何っ!?何ぃっ!?あ゛ぁっ、ア゛―っ!」 パニックを起こしながら濁った悲鳴を上げ、足を思い切り開いて腰をがくがく奮わせる。 「あぁ、届きましたか。誠吾君は前立腺刺激には適性がありそうですね。アヌスからも同時に刺激してやるといいですよ。面白いほど簡単に堕ちますから」 誠吾の耳に、なんだか酷く恐ろしく、猥褻な響きの音が聞こえた。だがもう意味がとれない。 これまで何度も矢上に犯された恥ずかしい穴に、ぬぐりと何かが入り込んでくる。ぬめりを帯びたゴム手袋越しに、確かな熱が感じられた。 これは、指だ。矢上の指が二本、尻から入って一点を刺激しようとしている。ブジーの先端と、入り込んだ二本の指が、神経が剥き出しになっているような敏感な場所を挟み撃ちにする。前からも後ろからも、うりうりうりうりと揺らされた。 「ほおぉぉっ!ほぉぉっ!うひいいぃぃっ!」 信じられない程みっともない声が口から迸る。射精と排泄の根本ともいえるような感覚の場所を、ペニスとアヌスという狭くて恥ずかしくて敏感な場所から前後同時にこりこりこりこりと責められ、誠吾は悶えに悶えた。 「ひいぃぃっ!!!ほひいぃぃっ!!!や゛らああぁっっ!!!あぁぁーーーーッッ!!!」 絶叫し、診察台の上で断末魔の魚のように手足をばたつかせる。それが絶頂なのかなどわからない。誠吾はただただ悲鳴を上げて、排泄と性感の混然一体となった場所を揉み込まれる感覚に乱れ狂った。 「あぁ、イってますね」 「くっそ、エロいな。ぶちこみてぇっ」 主人二人の感想など、もう音としてしかとらえられない。誠吾は許しを乞うことさえできずに、情けない悲鳴を漏らしながらひりひりとした絶頂感に身悶えるしかない。 ついには、いっているという自覚もないまま、排泄と射精の中間で痙攣を始めた。もうその眼には、矢上の姿すら映ってはいない。 己の膀胱の中身を預かって耐えている雛木のことなど、当然意識にも上らなかった。 《続》

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