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第10話 少年、錬金術の資格を取得して商品作る

あれから更に1月が経った。 アザミさんが言うに町を 通過するには必ず門番が 確認する為、ユキヒョウの 獣人が来たら連絡を くれる様に頼んでいたらしい が全くないという事で おそらく町を経由せず 山越えをしているのではないか という事だった。 だから予想より早く到着する 可能性も高い上に役所に よらずに僕のとこに来る 可能性がとても高いと言われた。 何か会った事もない僕に そんな一生懸命に時間を惜しんで 会いに来てくれてるというのは ビックリしたけどそれ以上に むず痒いというか照れ臭い 気持ちがした。 僕は孤児だけど寂しい思い というのは言うほどしては いなかったけど大勢の中の一人 ではあったからそこまで 僕だけを想ってもらうという 経験はした事がなかった。 やる事も覚える事もとする事が 多かったから恋愛とかする事も ないまま今まで来てしまって 今まできてしまったから 本当こう今の状況をどう 表して良いのかわからなかった。 けど間違いなく舞い上がってる。 それは間違いない。 だってマシューさんとマーサさんが あらあらふふふみたいな顔して 僕を見守っているから。 初めての経験に僕は舞い上がってる。 なんて言ったけどほんとマジで やっばいよ!!!どうしよう!!! 僕会ったら普通でいられないよぉぉ どんな顔して会ったらいいんだよぉ! なんていえば良いの!! お会いできてうれしいです。 みたいな事言えばいいの? いや、いきなり言ったら怖いわ。 じゃあ、どうすんのぉぉ!!! やーーーばーーーいーーー!!! とか言いつつ僕ちゃんと錬金術も 練習したし勉強したからちゃんと 試験受けに行って合格したから 作ったのを店に出せるようになりました。 けど不安だからマシューさんに チェックしてもらってから出すけど。 あれからスライムジェルについて めっちゃ研究しまくってる。 だってさ便利そうなんだもん。 マシューさんにも日本にはこんなのが あったとか色々話してあぁでもない こうでもないと試行錯誤を繰り返して ちょっと前に出来たのが傷口を保護する ジェルパッド。 怪我してお風呂とか入るとめっちゃ 傷口とか痛いじゃん? ポーションで治す程でもないけど 風呂でめっちゃ痛いみたいな時に 軟膏とか塗った後にジェルパッドを 貼ったら水をはじいてしみない。 子供がいる家には最適! って思って売り出したら結構 色んな人が買ってくれていい感じ。 まぁ大人でも痛いもんは痛いしな。 特注で大判も作ってる。 何か骨折した人が足上げて風呂は 厳しいって言って足を覆う大きさで 発注されて確認したことなかったから 確認して大丈夫だったら再度連絡して 作るって話になって結果大丈夫だった。 スライムジェル半端ない!!! スライムジェルの可能性無限大だな! 僕の発案の商品第一号は良い感じに みんなに好評だった。 あと意外にお散歩カーを見た 一般家庭の人から作ってくれないかと 依頼されて作って売った。 獣人には多産な種族もいるらしく 孤児院のお散歩カーを見て便利だ!って 思ってくれたらしい。 あとは時間見つけて改装も頑張ってる。 僕も手伝ってるけど、大変なとこは プロの人にやってもらったから 中を整理したりとかそういう細々した 作業中心にしてる。 着実に準備が進むにつれて僕は ドキドキしてきて夜一人で部屋で ゴロゴロ転げ回ってる。

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