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第1話 少年異世界に立つ(2)

陽がのぼり明るさがましてきたので一旦 読むのを中断した。 中途半端に親切設計だったこの世界。 収納とか諸々はこの世界に来る時に この世界の神様から贈られるって 贈ってくれるの有り難いけどこう 知識をそのまま魂に刻みつけようみたいな そんな事はしてくれないのか。 荷物くれたりするのは嬉しいけど 本は読むの面倒くさかった。 まだ読み終わってないけど。 こっちの世界には色んな種族がいて その中の一部には魂の片割れってのがいる 種族があるっていうか分かってたけど 獣人とかそういう種族の人達の片割れが 他の世界にいたらどんなタイミングかは 分からないけどこっちに喚ばれるらしい。 そんで喚ばれた人とかを招かれ人と呼んでる って書いてあった。 しかも片割れは性別は問われないらしい。 この世界どっちでも子供作れるとか すげぇ!!! って事は僕の魂の片割れって人がこの世界の どっかにいるって事かぁ。 しかも男か女かも分からないのかぁ。 まぁ僕どっちでもあんまり気にしないけど 優しい人がいいなぁ。 このままここにいるのもなんだし町か村に 行かなきゃまたここで寝る事になる。 招かれ人ってのは知識的には認知されてる らしいから大丈夫っぽいし、有り難い事に 地図も本についてたし町にも行けそう。 よく考えたら地図に現在地の印付ける位なら 最初から町とか村の前とか近くに喚んで くれたら歩かなくてすんだんじゃないの? 「冒険しようぜ!みたいな感じなの?  ちょっとそれハードじゃない??  僕何も出来ないよ?」 まぁとりあえず歩こう。

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