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第3話 少年今後の流れを聞く(2)

それから結構時間かかった。 文字が読めて書けてビックリした。 異世界補正本当にあったよ。 マジこれ本当に有り難い。 識字率は町によって違うらしい。 カリムの町は比較的識字率が高い。 比較的安全に来れるうえに そこそこ大きい街に行く途中に あるということで宿場町みたいな 感じの役割にもなって各家庭に 子供に習わせる余裕もあるし 必要スキルでもあるからっていう 理由らしい。 学校はないけど教会みたいなのが あってそこで寺子屋みたいに 孤児の子達と一緒に勉強してるって 言ってた。 まぁそんなわけで町自体が訪れる人が 多いから仕事は結構ありそう。 僕の職業の職人っていうのもここに 来る前にやってた事の割合で表示 されるらしく、院で料理も裁縫も 日曜大工みたいな事とか色々と やってたから突出したものがなくて 職人って一括りにされたんだろうって 言われたけどそんな大雑把で良いのか。 何かを突き詰めていったら変わる事も あるらしい。 この世界にも魔獣みたいなのが ちゃんといるらしい。 攻撃スキルとかもあるらしいけど 僕そういう武道系は何もした事ないから 表示されなかったのか。 レベルも別に魔獣とか倒さなくても ある一定程度は成長と同じで上がるらしい。 僕のレベル3っていうのも普通らしい。 レベルが伸びるのは20~30代が一番伸びる らしいから期待できそう。 仕事について聞いてみたら求人があるとこは 職場体験に行けるらしい。 普通はないんだけど招かれ人は役場が後ろ盾 になってくれてるから良いらしい。 職場体験分もちゃんと給料が支給される っていうし僕頑張ろう。 仮に仕事が決まっても宿舎に住んでも良いし 家を借りてもいいらしい。 仕事が本決まりしたら宿舎も普通よりは 少ないけど家賃と食費が掛かりますって それは当たり前だしね。 不安だったご飯の心配が解消された。 伴侶さんについても聞いてみた。 この世界に僕が来た時点で 伴侶さんはどこかに相手がいるって なんとなく感じるらしい。 けど、出来るだけ早く巡り会えるように 役場が国に報告して国から各役場に 招かれ人が来ましたよっていう通達を してくれるから伴侶探ししてる人は 定期的に役場に確認にくるんだそうだ。 僕の情報が各役場に届くまでに大体半年位 掛かるからその間にこの世界での生活に 慣れていきましょうという事だ。 そりゃそうか伴侶さんって男か女か 会うまでわかんないんだった。 生活にも慣れてないうちに 突然伴侶ですとか言われても 同性は絶対無理みたいな人だったら 余計に困るだろう。 僕なんとなく、本当になんとなくだけど 伴侶さんが同性だったら 僕が受ける方なんじゃないかなって思った。 僕のお尻大丈夫なんだろうか。 そんなスペックあるかなぁ。 まぁそんな事は会ってから考えよう。 職場体験の職種希望は異世界って言ったら 飲み屋ってなりそうだけど、日用品の店と 服屋にしました。 慣れてもないのに飲食とかハードル高すぎ 無理過ぎる。 受け入れ先が見つかったら連絡くれるって いうから今日も僕は町をブラついてこよう。

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