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第5話 少年仕事を決める(3)

あれから話をきいたところ 日用品店は町の中心に 近い事もあって求人は 集まりやすいらしく もし働くってなったとしても 週に3日とかそんな 感じになると言われた。 就職というよりバイトだった。 僕としては就職をしたい。 おまけに道具作りとか教えて くれるってなると手に職だ。 それは生きていくならとても 有り難い。 ものづくりも好きだから余計に 心惹かれるのもあって 雑貨屋の方に行きたいと 言ってきた。 あちらのお店に連絡して 再度確認したら連絡がくる らしいけど多分大丈夫だろうと 言われた。 今日中に確認を取ってくれるって 事だからいつでも行ける準備だけは しておくことにした。 連絡は丁度夕飯を食べ終わった頃 明日から早速来てほしいと返答が 来たって言われた。 嬉しい限りだ。 アザミさんにもお礼を言って詳しい 時間などを聞いて初日から遅刻とか 嫌だしもう必要な事はやり終えたし 初日から遅刻はしたくないし今日は もう寝てしまおう。 早朝昨日よりも早く起きた。 緊張してたみたい。考えたら僕 就職した時も初日はこんな感じ だったなぁとかボケっと考えて いた間に目も冴えてきたので 起きて着替えてご飯食べて 今日はお昼ごはんを食堂に頼んだので それを受け取って職場に向かう。 僕が今日行く職場は日向ぼっこした 広場の左側にあるちょっと中心部から はずれたとこにあるらしい。 中心からはずれて大丈夫だろうかと 心配だったけど飲み屋系がそっちには あまりないのと以外に人目があるので 治安もそんなに悪くないらしい。 更に小さめな衛士の見張り小屋という 交番みたいなのが近場にあるため 余計に安全度は上がってる。 考えてみたら結構広めの町なのに 衛士が門の所だけだと駆けつけるのに 時間が掛かり過ぎる。 僕が読んでた小説はどんなだっただろ? 詰め所は一つじゃなかっただろうか。 巡回してるって描写多かったなぁ。 つらつらと考えつつ貰った地図で確認を しながら目的のお店らしき場所に たどり着いたので店の中に入ってみる。

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