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変化の兆し 05(R18)

低い声で期待は打ち砕かれる。 持ち上げられた脚が大きく左右に開かれ スッと大神が視界から消える。 何をするのかと慌てて上半身を肘で支え、視界に大神を捉え直した。 ((......ッ)) ペロリと舌舐めずりする大神とバッチリ目が合い、再び俺の心臓が大きく跳ねる。 「なに、を....っ、....ひっ!? どこ舐め...っ、んッ...ゃ....ぁ!ふ...ぅぁッ」 数回扱かれ、徐に温かい舌が這う。 あまりの衝撃的な刺激にビクッと震え、厭らしくジワッと溢れたのがわかる。 そんな汚いとこ舐めるとかどんな神経してんだこいつ。 そんな事思いつつも、身体は素直に快楽を感じていた。 裏筋を擦られ。 散々舐められて。吸われて。 啄ばむようにキスされて。 腰を引きたくても押さえられていて引かせてもらえない。 余すところなくねっとりと舌が絡み付いてきて 休みなど与える間もなく快楽を与え続けられる。 「んっ、ふ.....ぁッ、んんッ、ゃ、ふっ...ぅ、んぅッ...!」 漏れ出る声を抑えたくて。 手の甲で必死に口に封をする。 跳ねる身体を抑えたくて。 手元のシーツをぐしゃぐしゃに握り締める。 身体を支えてなんかいられない。 そんな時。 「ぁあ゛ッん、ふッ...ぅぁ...ぁッ!や、め...ッ!!」 先端を軽く噛まれ、固く尖らせた舌で尿道口をグリグリ。 イけと言わんばかりに抉られて思わず腰が浮く。 じわっと、また溢れ出す。 ....どうしよう。 どうしよう、どうしよう。どうしよう。 抑えたいのに、全く声が抑えられない。 与えられるものがまるで大きすぎる。 その所為で手の甲の隙間から溢れ出て止まらない。 気を抜けばその気持ちよさに溺れてしまいそうで。 流されたくないのに。 沈みたくないのに。 溺れたくないのに。 刺激を受け入れたいと....そう思い始めてる自分がいる。 快感に溺れ入れ身を委ねたいと思うその反面。 俺のプライドはまだ溺れることを許してはくれなくて。 身を委ねそうになる思考に必死に制御をかける。 残っている理性の欠片フル回転。 .....けど。 「我慢禁止、これ会長命令な」 大神がそれを許さない。

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