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快感 01(R18)
「ん、んんっ、ぁッ…!ふ…、あ…ッ、やめっ、ッ」
何度目か分からないキスに襲われながら、
ズボンに手を突っ込まれて下着の上から揉まれる。
完全に首をもたげたそれは痛いほどに服の中で己の存在を主張していて。
触られる度に溢れてる液がグチュグチュと音を鳴らす。
「ぁ、やッ、それ、やだ...っ!やめッ」
「ヤダ?もっとの間違いだろ。イけよ」
「ぁあッ、ぁッ!!や、やだッ、それ、ゃッ…ぁあッ!」
先端を掌で擦られ、背中から腰にかけてガクガクと震える。
あの日以来気分が乗らず抜いてなかったのも相俟って。
下着が擦れて感じる気持ち良さは尋常じゃない。
裏筋も擦られ、先っぽを爪で引っ掻くように刺激され、
ただただ身を震わせて快感を享受する。
時々、イけと促されるように挟み込まれる強め刺激。
その度に喉がヒュッと締まり出したくもない喘ぎ声が漏れ出る始末。
でもだからと言ってイかせてくれはしない。
波が来たと思ったら俺をいじる手はなりを潜める。
((こんの、クソオオカミ…っ))
触るならさっさとイかせろ、バカ!!!!
……って。
何考えてんだ、俺....!
喉を震わせる俺をニヤニヤと楽しげに見下ろす男を思い切り睨みつける。
「なーに、どうしたの?
言いたいことあるなら言わなきゃ俺わかんねーよ?」
いくらこっちが睨んでもニヤついた顔は崩れず
俺をおちょくることも忘れない。
言いたい、こと.....
.......。
いやいやいやいや。
ありえない。ありえない。
((誰が、こんなクソ狼相手に.....っ!ありえない!!))
大神の言葉につられて一瞬浮かんだ感情を
即刻バラバラに破り捨てる。
まじで。
何素直に考えちゃってんの。
バカじゃないの、俺。
目覚ませ、俺。
相手はあのクソオオカミだぞ。
反応の面白さに遊ばれるだけだって自覚しろ。
喉まで出かけた「出して楽になりたい」という言葉を
すんでのところで飲み込む。
言ったところでこいつの事だ
そう簡単に楽にさせてくれるわけがない。
さんざん遊ばれて恥ずかしい思いするのがオチ。
目先の気持ちよさに危うく忘れるところだった。
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