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快感 04(R18)
1本、また1本。
ゆっくりと拡張され増える指。
抗う心に反して漏れ出る声を聞かせまいと
必死にシーツを鷲掴み顔をベッドに埋める。
「随分と緩いけど、やっぱ期待してたんじゃん?
もう三本も咥えこんでる」
「して、…ねーよ、ばかッ」
前回と違って今回はしっかり解される。
いきなり突っ込まれるのだけはもう勘弁だ、と思ってたからそこは有難い。
いや別に次があるとか思ってたわけじゃないけど。
けどゆっくり解されていく初めての感覚にどーも落ち着かない。
壁が奴の長い指たちに押し広げられる。
バラバラと動かされ、身体が震える。
ぐちゅぐちゅと液体の鳴らす音に耳も犯される。
「ん、ふ…ぁッ、ぁあッ!…こ、そこっ、や……ッ!!!」
「へー、ここね。はいはい」
「ぁあッ、や、だめっ、だ、めっ…!!」
指が俺の身体を捉えた瞬間。
今までとは似て非なる感覚が身体を駆け巡る。
だめ、そこは触らないで。おかしくなる。
口から出るのはそれだけ。
解されて反り勃つ下半身と熱を持て余す身体。
抱え込まれてる腰がガクガクと震え始める。
「もいっぱつイきなよ、そしたらもっと気持ち良くさせてやる」
「ひ、ぁッ!、も、むり…———ッ!」
ぐりぐり押されながら囁かれる甘い誘惑。
同時に前も扱かれる。
込み上げる射精感に、堪らず俺は2度目の絶頂を迎えた。
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