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第22話

慌てふためく俺を他所に 部長は涼し気な表情を 向けてこちらに迫る。 「な、なんですか!」 半分逃げ腰状態で 訊いてみるが、 何を考えているか 全く読めない俺は 堪らず逃げ出したが、 部長は表情を変えぬまま 俺の腕を掴むと そのまま強引に引き寄せる。 「!!」 突然の部長の行動に ドクンドクンと 俺の心臓が跳ね上がった。 スーツ姿では華奢に 見える部長の胸は 思ったより厚みがある。 何が起きている!? パニックになってる 俺は部長の顔を 見上げた瞬間固まった。 「んぅ…………」 強引に重なる柔らかな感触。 俺は目を見開くと 部長の綺麗な顔が 目の前を塞ぎ キスと理解するのに 数秒かかった。 なんなんだこれは!?

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