お互い荒い呼吸の中、 オレの頭は真っ白で身体に力が入らない。 自分の中でドクドクと脈打つ部長を 感じながら目の前の顔に視線を向けた 瞬間、激し唇を奪われる。 「んっ……んん」 　達したばかりでオレの身体は 敏感に反応する。クチュリと 舌が絡まる度、引いた熱が身体を覆って、 果てた筈の内部にまた熱い塊を感じる。 「あっ……」 　待って……そんな言葉言う隙もなく 彼は再び律動を始めた。 「あっ……やっん……ぁあ」 　部長がオレの中を突く度、 グチュっと濡れた音が耳をつく。 　 「湊……」 「ああ…っん……はぁん……っ」 　両足を抱えられグッと奥を突き 耳、唇、首、胸元と熱い舌が這い回る。 オレは激しくなる揺さぶりに 身体が落ちそうな感覚に襲われ 無意識に部長の背中に手を回してしがみついた。 「あんっ……んあ…っ…はぁ…ぁぁあ」 　どうしよう……気持ちいい。 「あん……っつ……ああ……気持ちっ……ああ」 　もう自分が何を口走ってるかなんて 分かっていない。彼がくれるリズムに オレの腰は自然に揺れる。 「ここだろ？」 　部長の心地いい声。 オレは身体を仰け反らせ啼いた。 「あん……そこ……あん…ぁあ……ひゃ」 　グチャグチャと内部を犯され 先端で肉壁を擦られると抱えられた足は ガクガクで思わずキュッと締め付けてしまう。 「くっ……湊」 　目の前の端正な顔が歪む。 クールな部長が感じてくれている？ そう思うだけで自分にはもう余裕がなかった。 「あん……だっめ……やっ…イっちゃ……」 　再び限界を告げたオレを部長は 抱きしめると律動を速めていく。 「あん……ぁぁああ……やっ……ひゃぁあ」 　悲鳴にも似た声と共に腕の中で仰け反ると、 二度目だと言うのに白濁は勢いよく飛び 部長の身体を汚した。達したオレの身体は 痙攣したように小刻みに震え内部が キュッと閉まった瞬間、中で 熱いものがじわりと広がり 部長の身体がオレの上に倒れ込んできた。