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どうしたらいい…side :継③

「あぁ…いい匂い…大好き…」 詩音はうっとりと恍惚の表情を浮かべ、ついに両手を回して俺に抱きつき、まさに『べったり』という言葉がぴったりの状態だった。 『いい匂い』と言うけれど、詩音…お前からもものすごい甘い匂いがしてるんだぜ。 それに俺がどれだけ翻弄されてるのかわかってんのか? 俺はもう詩音の気持ちを図りかねていた。 そんなことよりも、俺のジュニアはビクビクと脈打ち、灼熱の液体を放出したくて喘いでいた。 ダメだ、我慢の限界だ!恐る恐る尋ねる。 「詩音…嫌じゃないなら…抱いてもいいのか?」 やる気満々、突撃オッケーの俺は、詩音の頭から背中へ手を滑らせながらささやいた。 すると詩音は俺の手の感触が気持ちいいのか時折甘い声を上げながら、切々と訴える。 「あんっ…継っ… だから…だから嫌じゃないんですっ… ふぅんっ…でも俺、初めてでどうしていいのかわからなくて…なのに、継のこと考えたり、継に抱かれると…自分が段々いやらしい身体に変わって…それに継に捨てられたらどうしようって。 …継、その…すごくって…あんっ…体力なくって、継に求められても、ちゃんと応えることができなくて… だから…その…んむっ」 俺は詩音の唇を塞いた。 何て…何て愛おしいんだ。 どうしていいのかわからないのに、俺の求めに応えようとしてパンクしかけてたのか。 『すごくって』って褒め言葉じゃないか! 俺は唇を離すと詩音の耳元でささやいた。 「詩音…俺はお前を捨てたりなんかしない。一生離さない。お前も俺を捨てないでくれ。 …いやらしいんじゃない。 お互いのことを想って愛おしくって…だから求めて抱きたくなるんだ。 愛してる者だけに全てを曝け出すことができるんだ…だから、感じたままに動けばいい。 セックスにマニュアルなんてないんだ。 だから、俺達は俺達のやり方で愛し合おう。 お前が寝込まないように加減はするけど…色っぽくてかわいいお前を目の前にしたら、理性が飛んで…だから約束はできないけど…善処する。」 俺の腕の中で、ふるふると震える詩音。 顔を見合わせると、俺を見つめる瞳は涙で揺れ、瞬きとともに美しい真珠が一粒頬に溢れた。 「継…俺が乱れても…嫌いにならないで…」 あー、もうっ!お前に完落ちだよっ。 詩音の顎を掴み唇を塞いだ。 その後は…発情期(ヒート)は過ぎたというのに、完全に獣になった俺達は、お互いのフェロモンが噴き出す甘い空間で、貪り合うように求め合った。

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