120 / 829
仲直りは…⑧
「継…継……継っ」
ひたすら継の名前を呼び、震えながらしがみ付く俺を 継はその温かな腕に包み込み、いつしかたっぷりと愛液に濡れた後口に熱い楔を分け入らせていた。
その楔をも無意識にぎゅうぎゅうと締め付けていたらしく
「詩音…少し、緩めてくれないか?
良すぎてイってしまいそうになる…」
バツの悪そうな苦笑いで、継がささやいた。
「そんな…そんな締めてなんて、ない…あっ」
急に感じるところをゴリゴリと擦られて、身体が跳ね背中が反り返った。
継の顔の前に差し出される格好になった胸の粒は、さっき継に舐められた時の唾液で光り、固く尖っていた。
「やっぱり美味そうだな…いや、さっきも甘かった…」
背中を抱えられて、赤い粒にちゅるりと吸い付かれ、甘い吐息が溢れる。
継の舌と唇が生き物のように、その粒を弄んでいた。
継の左手の指が口の中に入ってきて、頬の柔らかな内側を擦り舌を摘み捏ねられ、口内を犯されている。
閉じれない口の端から唾液が溢れていくのを止めることもできない。
俺の肉筒の中でゆるゆると焦らすように動く継自身は、大きくて…固い。
あぁ…外も中も…継で満たされていく…
あらゆる毛穴から立ち昇るフェロモンが俺の気持ちを伝える。
「はっ…詩音っ…俺を…感じているんだな?」
継から吹き出す匂いに頭がクラクラする。
書籍の購入
ともだちにシェアしよう!