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jealousy⑧

さっきのクッションを抱きしめて、声を押し殺して泣いている…その姿に胸が締め付けられた。 そっと近付いて声を掛ける。 「俺よりそんなクッションの方がいいのか?」 驚く詩音に両手を広げ促すと、飛び込んできて、俺の匂いを嗅ぎ胸に擦り付いて離れなくなった。 狂おしいほどの匂いが詩音から雪崩れ込んでくる。 こんなにも…こんなにも俺を… どのくらいの時間、そうしていたんだろう。 「そろそろベッドに行こうか…」 軽々と詩音を抱き上げ、俺達の愛の褥へ連れて行く。ぴったりと隙間もないくらいに身体を寄せた詩音をそっと横たえ、お互い生まれたままの姿になった。 外も中も俺で満たして俺だけのマーキングをつけてやる。 朝も昼も夜も、俺を忘れないように。俺だけを想うように。 じっくりとたっぷりと、どこも触れぬところがないように、ありとあらゆるところを撫で触り舐め尽くして、数多の赤い所有の印を付けていった。 甘く香る詩音のフェロモンと乱れゆく姿に煽られて昂ぶる身体と心。 こんなに愛おしくて美しくて…目に入れても痛くないってこういうことを言うのだろうか。 誰の目にも触れないように美しい箱に囲い込んで閉じ込めておきたい。 鎖もいいが…正直、それはそれでかなりそそられるのだが…詩音の滑らかな肌に傷を付けたくないから… おそらく番を持った全てのαはそう思うだろう。 あぁ…愛おしく想う気持ちが溢れて噴き出して止まらない。 愛の全てを詩音の身体に注ぎ込み、行為を終えた俺は 「仲直りはやっぱりセックスだな。」 途端に詩音の身体が朱を纏った。

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