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絶対絶命!?⑥

外見は普通のシティホテルの地下駐車場に、車を滑り込ませるように停めた。 昼のランチもやっているのか、結構な台数が停まっている。 人の動きも割とある。 こんな所へ連れ込むなんて… 自分のテリトリーだから、安心しているのだろうか。 「社長!あれ!あの人、よくMCやってる芸人の羽田 圭太郎ですよ! サングラスかけてるけど…間違いないです。 何かキョロキョロしてる…怪しいですね。 確か…彼、Ω好きで有名で、おまけにかなりアブナイ性癖が暴露されて、最近熟年離婚してましたよね。 ひょっとして…誘拐と関係があるかも…俺、尾行してみます。 社長は面が割れてるでしょうし、さり気なく何階で降りるか見てきます。」 言うが早いか、大橋はさっさと車を降りて尾行を始めてしまった。 一人きりになると、妄想が頭をぐるぐる巡っておかしくなりそうだ。 俺も行けばよかったか… と、その時 香川先生からの着信が! 「もしもしっ?」 「継?どこだ?ひょっとして…ホテル アンジェロじゃないか?」 「先生、なぜそれを?そうです!」 「うちの宮原所長が絡んでる。 Ωの情報を流し、詩音君のGPSを操作してたのも奴だ。 奴のカバンに付けておいた発信機が、研究所から出てホテルで止まったから、もう間違いない。 俺もすぐにそっちに向かうから!」 所長?一番のΩの理解者じゃないのか? あり得ない!

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