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絶対絶命!?⑦

どいつもこいつも、己の欲を満たすことばかり…そのためには他人がどうなってもいいなんて…怒りで身体が震える。 大橋が戻ってきた。 「社長!ビンゴ!ビンゴですよっ! アイツだけじゃない…大物政治家や、それらしい人達が集まってます! 701号室ですっ!」 「…お前、バレなかったのか?」 「…あー…当て身で気絶させた職員の制服を…少々拝借しました。 あ!ついでに盗聴器も仕掛けましたよ! エレベーターでよろけたフリして、羽田の上着のポケットに!」 「…お前…何者だ?何でそんなもの持ってる? …そんなことは後でいいや。よくやった! 701号室だな?」 俺は桐生と香川先生にすぐ連絡した。 桐生からは 「俺達が張っていた奴らも、そっちに向かった。 証拠固めするから、動くなよ!継!」 と、念押しされた。 動くなと言われても…その間に詩音に何かあったらどうするんだ!? ドアを開けようとしたら、大橋に止められた。 「社長!待って下さい! えーっと…これを…こうして…んー…よしっ。 社長、録音してますから、聞いてて下さいね!」 言われるがまま、雑音のするその音に聞き耳をたてる。

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