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ヤキモチ焼きの獣⑦

噛んだまま引っ張られたり、舌先でつつかれたり、反対側はずっと指で摘んで捻られて… 継にたっぷりと弄られた。 「…継…あんまり弄らないで…そこっ…そんなにされたら…取れちゃうっ…」 被虐心を誘ってしまったのか、それを聞いた継は、ますます舌と指の動きを早めてしまった。 「あんっ、やだっ…継、止めて!」 迫り来る快感に身をくねらせながら、何とか逃れようとするけれどガッチリと継に押さえ込まれて動けない。 あんあんと甘い吐息が鼻から抜けて、俺の身体からは継を誘ういつもの匂いが出ている。 すんすんとその匂いを嗅ぎながら 「詩音…この匂い、堪んねぇ…すっげぇいい匂いがする… 気持ちイイ? 俺はお前を触ってるだけで、滅茶苦茶気持ちイイ!」 「やだ…腋の下とかやだ…恥ずかしいし、止めてよっ。」 口ではそう言いながら、その頃にはもう、俺は継に抱かれることしか考えられなくなっていた。 継は、もじもじと摺り合わせている俺の膝を割り、自分の膝をねじ込んできた。 そしてそのまま突き進み、行き止まりになった股の間で膝を上下に擦り付けるものだから、既に濡れていた俺自身から後孔までが、ぬちゃぬちゃといやらしい音を立て始めた。 「あぁっ!」 海老反りになるくらいに甘い痺れに支配され、目の前に白い星がちかちかと飛んでいる。 「詩音…もっと気持ちよくしてやるから…」 継からはうれしそうな匂いが流れてきて、その瞳は欲に満ち、俺を欲しがっている。 「あっ、あっ、やだぁっ…これ、何っ!?」 指よりも当たる面積の広い膝で擦られての初めての愛撫に俺は戸惑っていた。 その当たり方は、指とは違って、まどろっこしくて、微妙な強さで…俺は首を左右に振ってその快楽を逃がそうとしていた。

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