309 / 829
カウントダウン⑨
詩音は、自身が白濁の液を吐き出してもまだなお抽挿を繰り返す俺に
「…んふっ、継っ…もう、もう、俺、ダメっ!
あっ、あんっ、いやっ」
と、拒絶の言葉を散らしながらも甘い声で啼いている。
自重で深いところまで俺を誘い込み、詩音は息絶え絶えに喘ぎ続ける。
吐息も甘く、白い肌を赤く染め上げて啼くその姿は、扇情的で絵画のようだった。
きゅうきゅうと締め付ける力は衰えることなく、早く放ってしまえとばかりに俺の楔を締め続ける。
『ダメ』とか『いや』とか言われても、こんな状態で止めるなんてできる訳がないだろう!
詩音の中はしっとりと、それでいて粘りつくような愛液に満たされていて俺の楔を優しく包み込むが、それを振り切るように俺は益々抽挿を激しくしていく。
「け、いっ…あっ…あっ…もう、むりっ」
吐き出すものがなくなったのか、詩音の身体が びくびくと痙攣を起こしている。
もちろん、肉筒も震えている。
きっと…ドライでイっているはずだ。
その状態で、しつこいくらいに乳首に喰らい付き、しゃぶりまくった。
「ああーーっ!」
嬌声を上げて仰け反る詩音の背中を抱え込んで、喉元から鎖骨を獣が甘えるように舐め回す。
詩音は、はふはふと頼りない息遣いをしながらも、しっかりと俺の首に腕を巻き付けて、ぽろぽろと美しい涙を零しながら
「…け…い…気持ちいい…はぁっ…愛してます…大好きっ…」
と耳元で喘ぎながら言うからまた俺自身が増長してしまい、慌てた詩音は俺の腕から逃れようとするが、がっちりとお互いが咥え込んで離れない。
どこまで俺を煽る気なんだ。
書籍の購入
ともだちにシェアしよう!