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やっぱり、大好き⑦

継の言葉に、匂いに、心も身体も震える。 スキダ アイシテル、アイシテル 降り注がれる甘い匂いに、思考が麻痺していく。 わかってるよ、わかってるんだ。 あなたが俺のことを本当に思ってくれていること。 でも、時々…無自覚なあなたの言葉や態度が、俺のカンに触ることがあるんだ。 それでまた、自分を否定して殻に閉じこもってしまう。 スーパーαだからといって、何もかもが完璧ではない。 継だって、ひとりの人間なんだから。 そんなところも全て引っくるめて、継を愛してるのに。 やっぱり素直になれない俺。 「詩音…俺は何度お前に『ごめんなさい』を言ってるのかな… 何かやらかす度に、謝って許してもらって… 何度繰り返せば、お前を傷付けなくなるんだろう。 でも…本当に愛してるんだ。それだけは信じてほしい。」 布団越しの肩に そっと添えられた手から、じんわりと温もりが広がっていく。 もう、限界だ。継がほしい。 俺のフェロモンが、ぶわりと広がった。 思ってることはもう、継にバレている。 ひょこっと布団から顔を出した俺と、至近距離にいた継の視線が絡み合った。 「詩音…俺は…」 布団を跳ね除け継に飛び付き、頬を両手で挟むと、言い掛けたその唇を塞いだ。 驚く継の、少し空いた唇から舌先を捻じ込み、熱を持つ舌にむしゃぶりついた。 すぐに、お返しだとばかりに身体を抱きとめられ、口内を蹂躙される。 あぁ…継… やっぱりあなたが大好き。愛してる。 目尻から、つ…と零れ落ちる涙を舌で掬い取られ、また唇へと戻っていく。 んくっ…ん…んむっ… 自分の艶を帯びた甘い声に煽られていく。

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