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後悔③
それからすぐに返信があった。
『承知致しました。
では、お待ちしています。
あまり気に病まないようにね。
お休みなさい。』
と。
《それだけではない》
一体詩音に何があったのだろう。
あー…考えても仕方がないか。
明日になればわかることだ。
原因がわかれば、根こそぎ詩音の負の感情を取り去ることができるかもしれない。
俺の愛しい詩音には、いつも笑顔でいてほしい。
いや、そうしてやる。
俺の側にいれば、安心して前を進んでいけることをわからせてやる。
待ってろ、詩音。
決意も新たに、昂ぶる自身を宥めつつ眠りについた。
いつもの朝。
キッチンからいい匂いがする。
俺のための朝食とお弁当だ。
泣きそうになる。
「詩音、おはよう。」
努めて平静を装いながら声を掛ける。
「…おはようございます。」
元気がない。
まだ落ち込んでいるんだろう。
一緒に食べるが、会話は弾まない。
片付けを済ませて、詩音を呼んだ。
「詩音、こっち来て!詩音を補充させて。」
おずおずと近寄ってくると、ぼふっと俺に抱きついてきた。
詩音が…自分から抱きついてくれた…それだけで心が震えるくらいにうれしい。
ちゅ とキスをすると
「これで午前中は頑張れる。
お昼にまた補充させてくれ。頼む。」
少し潤んだ目で頷く詩音。
うっ…反則だ。その目は反則だよ、詩音。
思わず勃ちそうになる俺のジュニアを必死で押さえ込み、家を出た。
頷いてくれたから、今日はちゃんとお昼に来てくれる。
抱きしめてキスして…夕べの分も詩音をチャージしなければ。
詩音不足で倒れてしまうよ。
そうして午前中に1日分の仕事を済ませ、昼には詩音を抱っこして一度だけキスして、お義兄さんの店へ向かった。
もちろん詩音には内緒で。
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