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うれしい知らせ③

内診を終えて、かなり動揺している俺に、次は診察台に横になるよう指示された。 「詩音さん、ちょっと冷たいし、ぬるっとするけどごめんねー」 井本さんに言われるままお腹を出して、ジェルを塗られた。 ドキドキが止まらない。 ハンディを動かしながら画面を確認していた先生は 「ほら、見える? この小っちゃいのがそうだよ! 妊娠検査薬の結果も陽性! おめでとう! 詩音君、お母さんになったよ。 おい!継!新米パパさん! しっかりしろよ!」 継…継!? …フリーズしている… 「継?」 俺の声にハッと気付いた継は、俺の側に飛んできて手を取ると 「詩音…詩音…」 俺の名を呼び続け、掴んだ手におデコを当てると 「ありがとう…」 と絞り出すようにささやいた。 手に冷たいものが触れた。 継…泣いてる?継の肩が震えてる。 俺は継の手を包むように握り返し 「継…俺こそありがとうございます…」 と返すのが精一杯で、溢れる涙を止めることができなかった。 俺の中に芽生えた新しい命。 何てうれしいプレゼントなんだろう。 αでもΩでも、分け隔てなく愛してくれると継は言った。 どうか無事に育って産まれてきて… 涙目の継が、俺の涙を拭いてくれる。 井本さんがテキパキとジェルを拭い綺麗にしてくれた。 「落ち着いたらこっちに来て下さいね。」 顔を見合わせて笑った俺達は、手を繋いで香川先生の元へ行った。 超音波の写真を差し出した先生は 「逆算したら…おい、継!お前、初めて結ばれた時にできちゃったみたいだぞ!? 流石運命の番だな、妊娠率100%。 予定日は◯月△日頃。 いい季節だね。 これ、今の赤ちゃんだよ。 まだまだ小っちゃいけど、もう少ししたら性別もわかるからね。」

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