470 / 829

謎の行動②

俺は、小さな声で、ぼそぼそと話し始めた。 「だって、だって継が… あんなに毎日毎日、俺を…求めてくるほど…のに、妊娠してから…全くで… きっと、きっとどこかで、誰かと、して発散してるんじゃないかって、思ったら…悲しくて、辛くて… …うっ…ふえっ…うっ…」 聞いていた継の目が、これ以上ない程に大きくまん丸に開かれていった。 「はぁーーーっ!? …しおーん…よりによって、どうしてそんな考えに行き着くんだ? 俺がそんな男だと…そんな夫だと思ってんの!? 心外だな…」 俺はふるふると首を振った。 肯定も否定も、両方の意味で。 「…だって…だって…」 えぐえぐと また泣き出した俺を抱え直すと、継は優しく髪を梳きながら 「詩音?正直に言うと…確かに我慢してるよ。 でもな、お前を思いながら… お前の滑らかな肌や舌触り、かわいい赤い粒とぷっくり膨れ上がった乳輪、善がる姿に甘く俺を誘う匂いと声… ぐっしょりと濡れそぼって、俺を咥え込んで離さない肉筒。その中は無数の襞が俺を包み込んで吸い付いてくる。 奥の奥まで突き進むと、うぐっ、むぐぐぐっ」 「もう、言わなくていいですっ!」 俺は真っ赤になりながら、両手で継の口を塞いだ。 「むむっ、むぐっ…はぁっ、詩音…」 継はゆっくりと俺の両手を外すと、両手の甲に順番にキスをして 「俺はお前にゾッコンなんだ。 誰も入る隙もない。 今は、お前を思いながら一人で処理してるから大丈夫だ。 それに、俺のことを『性欲魔人』扱いするなよ… だから、そんなこと考えなくていい。 安定期に入ったら、妊夫でもできる方法があるから、お前の負担にならない程度に抱くから。」 ちゅっちゅっと、数多のキスが降ってくる。

書籍の購入

ともだちにシェアしよう!