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惚気⑤
安定期ならすぐさま、エッチにもつれ込んであんなことやこんなことを…
溢れる妄想を振り払いつつ浴室に戻ると、こっそりと持って来たローションで天を指す俺自身に纏わせ、目を瞑り詩音の痴態を思い浮かべて右手で擦り扱く。
色っぽく無自覚にシナを作って俺を誘い、俺のモノをフェラする詩音…
あぁ、そうだ…そこだよ、詩音…
いい子だ…すごく上手くなったな…
力の強弱も丁度いい。
あと…あと少し………………くうっ!
はあっ、はあっ、はあっ…
大きく息を繰り返し、手の平の白濁の液を眺めた。
トントントン
突然、戸を叩く音がして、詩音が呼びに来た。
「…継、継、まだですか?」
ハッとして
「すぐ行くよ!」
と返事をして、大急ぎで手と下半身を洗い流した。
そして、ドアを開けると、半ベソをかいた詩音がそこにいた。
「詩音…」
バスタオルで水気を取ってから、それを腰に巻き、詩音を引き寄せて抱きしめた。
「どうしたんだ?そんな顔をして…美人が台無しだぞ?」
ぐすっと鼻をすすった詩音は
「継が…継がすぐに戻ってこなかったから…
俺のこと…嫌になっちゃったのかと…
ぐすっ…」
「何を心配してるの?俺が詩音を嫌になるわけないだろ?
さぁ、早く俺を あのステキな巣に連れて行って!」
それを聞いた詩音は満面の笑みを浮かべ、俺の手を引っ張り、寝室へと連れて行った。
案内されるまま詩音の後を追い、“あの”ベッドに上がると、詩音が俺の胸に飛び込んできた。
「…継…大好きです…」
思いを込めた優しい声でささやく詩音。
愛おしさが込み上げ、そっと抱き寄せる。
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