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準備品②

オーガニックの肌着コーナーへ直行する。 「「「うわぁー、かわいいーー!」」」 三人の声がハモるくらいに、小さくてふわふわで、かわいい洋服やグッズが所狭しと並べられている! 「お義母さんっ、これ、リボン付いてるっ!」 「…ロン…パース?あー…こうやるんだ…」 「すみませーん!これ、無地のありますか?」 お店のスタッフさんも巻き込んで、あれがいい、こっちがいい、いやこれだ…大騒動になっていた。 最終的に、シンプルで質のいい肌着から洋服、おくるみ からタオルやガーゼに至るまで、いろんな物をお義母さんが、俺たち二人に揃えてくれた。 「さぁ、次はベッドだよ!」 ベビーベッドを見に行く頃には、いつの間にか加わった外商さんがしっかりとお義母さんの前を先導していた。 「もうっ、付いてこないでって言ってるのにっ。 放っておいてよ!勝手に見るからっ!」 「いや、そうはいきませんよ。せっかくお越しなのに。 私が上司に叱られます!」 と、こちらも一歩も引かない。 右京さんと『流石お義母さんだ』と、こそこそ言っていると、名前を呼ばれてお母さんの側へ飛んで行くと 「これはどう?こっちは?それともこっち? 好きなの選んで!」 あ…まさかこれもお義母さんが? 右京さんと顔を見合わせて 「お義母さん、自分達で買いますから…」 そう言っても 「パパがね『二人と赤ちゃん達に思う存分買ってあげなさい』って、預かってるお金があるから、心配いらないよ! 今日買えなくても、また一緒に来るからね!」 と、聞いてくれない…

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