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不満 side:継⑤
そう言えば、昨日検診日で…順調に育っているからとうれしそうに言ってたな…
顔を合わせた香川先生、ニヤニヤしてたっけ…
あれは、俺が一昨日、先生に『妊娠中の夫夫生活』について質問したせいだと思っていたのだが…
「…詩音?」
「はい…」
「ひょっとして昨日、香川先生に聞いてくれたの?」
黙ってコクンと頷く詩音。
ああっ!
俺の詩音は最高だぁっ!!!
「詩音…ありがとう…でも、無理は禁物だぞ?
俺のために無理しないでくれ…」
「……じゃ……い」
「え?」
「無理じゃない…です。」
「え…」
「俺も…俺も、継を感じたいから…」
あー…もう、限界…
俺の詩音は破壊力抜群過ぎる…
ラスボス詩音…
「…詩音、頼む…それ以上俺の理性を壊さないでくれ…
もう、もう、お前がほしくてほしくて、我慢が出来ないよ…」
「そんな…壊してなんか…んふっ」
上から跨ぎ越して向き合い、唇を重ねる。
唇を はむはむと甘噛みし、舌先を侵入させる頃には、詩音はすっかり蕩け切った顔をしていた。
「少しでもおかしいと思ったら止めるから、言ってくれ。」
潤んだ目で俺を見て、頷く詩音が愛おしくてならない。
遠慮なく、触れる肌を余すことなく撫で摩る。
滑らかな肌触りは、指先から熱を帯び、それだけでイきそうになる。
俺自身、触られてもいないのに。
そっと乳首を触ると
「んふっ」
とかわいい声が耳元で聞こえた。
瞬間、暴発しそうになったのを必死で耐えた。
「…継?」
目元を赤く染めて、詩音が見つめてくる。
その目!その目だけで俺はまたイきそうだ。
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