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不満 side:継⑥
慌てて唇を重ね、熱情に支配され掛けている瞳から逃れた。
ヤバい、ヤバい
目だけでイきそうになるなんて、俺の詩音は何かのスキルが上がってるんじゃないのか?
そっと後孔に指を這わせると、じわりと滲んでいた。
感じてくれてるのだろうか?
いや、違う…香川先生は、逆に濡れにくくなるからゼリーかローションを使うように…と言っていた…ということは…
詩音が準備してくれていた!?
くるくると周囲を弄って、指を少し入れてみた。
つぷり と俺の指を簡単に飲み込んだ蕾は、柔らかく蠢いている。
俺のために、詩音が自分で解し、ローションを仕込んでくれていたんだ!
腕の中でふるふる震えている詩音に
「俺のために準備してくれたのか?」
と、優しく尋ねると、頬を染めてこくんと頷いた。
俺はもう、感極まって
「詩音…ありがとう…そうまでして俺のことを…
もう、もう限界だ!入れるぞ?」
詩音の返事を待たずに、さっき手渡されたスキンの角を口に咥え破り、中から出したそれを装着していく。
詩音は目を瞑り、身じろぎ一つしない。
そんな詩音を四つん這いにさせた。
「力抜いて…」
俺を待つ幼気 な蕾に、薄い皮を纏った肉棒の先を押し当てる。
少し押し込むだけで、くぷくぷと飲み込まれていくその感触は、いつもの生でするのとは違って もどかしいが、詩音の中の熱を感じてぶるっと震えた。
推し進めていくうちに、じわじわと圧迫され、襞がねっとりと纏わり付いてきた。
突っかかっていた括 れの太い部分も難なく摺り抜け、柔らかな桃尻と、ねちゃりと下生えに粘った液体を感じて、すっかり詩音の中に埋まったのだと感じた。
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