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不満 side:継⑦

思わず声が漏れた。 「はあっ…気持ちイイ…」 途端にきゅっと締められた。 「うっ…こら、詩音!緩めて…ヤバい、イきそう…」 突っ伏して枕で顔を隠した詩音は 「しっ、締めてないもん!喋らないで! 中で…中が振動して…」 俺は俺で、詩音は詩音で、お互いに感じまくっていた。 ただ、挿入しただけなのに。 もう、もう、ヤバい! 久し振りの詩音を堪能しようと思ってたのに、持たない! 「辛かったら、言って…」 ゆるゆると少しずつ抽挿を始めた。 ゴム越しに吸い付いてくる、詩音の襞を掠め取りながら、次第にそのスライドを大きくしていく。 「あっ…やっ、やだぁっ、あっ…あんっ」 詩音の口から甘い声が零れ落ち、辺りにふわりと甘い花の匂いが舞う。 「痛く…ないか?」 お腹を撫でながら問い掛けると 「…だ…いじょ…ぶ」 と、息を荒げながら答える詩音が愛おしくて愛おしくて、ひたすら射精を耐えながら、優しく優しく抽挿を繰り返した。 それでも俺は我慢が出来なくて、放出までのカウントダウンを感じていた。 詩音の肉筒も俺自身に絡み付き、余りヤり過ぎると子宮が収縮するから、程々にしてやらなければ…と思ったその時、先端に溜まる熱を感じ、暴発寸前で引き抜いた(そのままだと俺が満足するまでコブが抜けない)… どくどくとスキンに溜まっていく雄の印。 溢れんばかりのそれを一旦外し、ティッシュで拭き取る。 「すごい…」 ごくりと喉を鳴らして、食い入るように見つめる詩音に 「そんなに見られたら、いくら俺でも恥ずかしいよ。」 「…ごめんなさい。でも、余りに立派で凄くて…」 その台詞は、今の俺には蛇の生殺しだよ、詩音。 やはり俺の嫁は天然無自覚ちゃんだ。

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