クールダウンの深呼吸をして、ヨガの実技が終わった。 先生を囲んでの簡単な茶話会形式の質問コーナーが始まった。 「先生、帝王切開って痛い？ 二人産めるの？」 「脅かすようで悪いけど…術後がね、痛いんだよ。 でも、子供の顔見たら、『次も…』って思ったよ。 痛みは忘れちゃうから。 二人目も大丈夫！ でも、母体の回復具合やいろんなリスクを考えたら、二年は空けた方がいいと思うよ。」 「ダンナさん、立会い出産したんですか？ 俺、どうしようかと思って… 修羅場すぎて不能になる人もいるっていうし…」 「うちはね、断固拒否した！ だって、あんな姿見せられないよ。 基本男性って血に弱いでしょ？ それでも立会いたいっていうパパさんなら大丈夫だけどね。」 次々と皆んなノリノリで先生を質問責めにしてた。 先生もそれに負けじと応戦する。 …あっという間に終了の時間となった。 「名残惜しいですが、終わりの時間となりました。 今日お教えした呼吸法とポーズをぜひお家で試して下さいね！ 定期的にこうやって教室も開いているので、ご興味のある方は、ぜひまたお会いしましょう。 お待ちしてます！ そして、赤ちゃんが生まれたらお顔を見せて下さいね！ 本日はありがとうございました。 お帰りはどうぞお気を付けて！」 お礼を言って皆んなに挨拶をして、程よく疲れた身体を運ぶ。 「あー、楽しかった！ 右京さん、誘って下さってありがとうございました！」 「良かったぁ！チビちゃんはどう？」 「時々ポコポコ動いてました。 楽しかったみたいですよ。」 「そう！良かったぁ！ うちもご機嫌だったよ。 体調いい時に、また来ようね！」 「はい、ぜひ！誘って下さいね！」