649 / 829
デート♡デート♡デート♡⑨
バスルームの中も…“凄い”のひと言。
適温のシャワーを肩から順番にかけてやって、立ち込める湯気の中に浮かぶ詩音のシルエットを眺めていた。
少しふっくらとした肉体は、抱き心地も良くて俺は気に入っていた。
「継…そんなに見ないで下さい。恥ずかしい…」
鼻血が出そうな色っぽさで、詩音が顔を背ける。
「綺麗だよ、詩音。」
ボディソープを手に取り、泡まみれにしてやる。
綺麗だ、かわいい、と繰り返しながら。
ぷっくりと赤く、そして少しだけ大きくなった乳首も情欲をそそる。堪らない。
思わず、くにっ と指で摘むと
「あんっ」
と何とも艶かしい声が溢れた。
それに気を良くして暫く弄っていると、潤んだ目で抗議された。
そんな目をしても、俺を煽るだけだよ、詩音。
抱きしめて、手の平で身体中を摩りながら、お目当ての後孔に指を滑らせた。
びくりと跳ねた身体を抱え、焦る気持ちを押さえて、ゆっくりと解していく。
「あっ、継っ、そこは…自分で…あっ、やだっ
…いやっ…あんっ」
俺を高める言葉のオンパレード。
「ダメだよ。これは俺の役目なんだから。
ほら、少し足を開いて…そう、いい子。」
ボディソープとは違う滑りを指先に感じ、詩音も感じてくれていると思ったら、歯止めが効かなくなった。
泡だらけの愛おしいお姫様。
俺の肩にしがみ付き、顔を胸に押し付けて、声を出すまいと必死で耐える姿がいじらしくて、指の動きも加速する。
こりっ
途端に詩音の背中がびくりと仰け反り、俺の太腿に生温かな液体がかかった。
「あっ…ごめんなさいっ…俺…」
「詩音、いい子…もっともっと気持ちよくしてやる。
…ベッドに…行こうな。」
お湯を流して綺麗にしてやると、全身火を吹いたように真っ赤な詩音の出来上がりだ。
書籍の購入
ともだちにシェアしよう!