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デート♡デート♡デート♡おまけ②
「今夜は寝かさないから」
耳元でささやかれ、全身がカッと熱を帯びる。
継は本気だ…明日は動けなくなるかもしれない…
ぴきり と固まったが、期待に震える心がそれを上回り、継に告げた。
「お手柔らかに…」
微笑んだ最強の猛獣が覆い被さってきた。
後孔に当てられた、ゴム越しの楔が熱い。
くちくちと、入口に押し当てられただけで、もう侵入を許している。
喜んで綻ぶ俺の蕾は、もうぐっしょりと濡れて、継を中へ引き込んでいた。
…ローションなんて必要なかった…
「はあっ…詩音の中…久し振りで…凄げぇ…
くうっ…そんなに締めないで…」
甘い声…継が感じてくれてる!
羞恥よりそのことの方がうれしくて、思わず涙がじわりと溢れてきた。
「しっ、詩音!?どうした?痛い?痛い?
…ごめん、今抜く」
俺は継の腕を慌てて掴んだ。
「違う!違うのっ!
…継が、俺の中で感じてくれてうれしくて…それで…
痛くない!痛くないから…続けて…お願い。」
「詩音…」
「んっ、んぐっ、んっ」
噛み付くようなキスをされて、また継の楔がグッと奥まで入ってきた。
口もナカも、みっちりと塞がれて…苦しいのに、うれしくて堪らない。
鼻から息を吸うことも間に合わず、酸欠で目の前がクラクラする。
継は、絶妙なタイミングで口に隙間を作っては、俺の呼吸を確保していた。
ズルい。
呼吸さえもコントロールされてるなんて。
キスに溺れるその間も、継の手は さわさわと俺の身体を撫でて、触れたところからビリビリと快楽の柔らかな電流が走って、思わず身を捩 る。
はぁっ と艶めかしい吐息が、塞がれた口から零れ落ちると、継はうれしそうに
「詩音、愛してる」
と、ささやきを繰り返す。
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