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デート♡デート♡デート♡おまけ⑦

ずり上がる身体を固定され、幾度も幾度も揺さぶられる。 ぷちゅっぷちゅっ と音を立てそうなくらいに擦り潰された内壁は、それでも(あらが)うのを止めず、継の楔にしがみ付いて離れない。 それを振り解き、抽挿を繰り返す楔は、火傷しそうなくらいに熱く大きくて固くて…もう、身悶えしそうなくらいに俺を狂わせている。 固く閉じた目を少し開いて見た継は、絶対的αのオーラを身に纏い、全身から噴き出すフェロモンに脳味噌が溶けそうになり、身体の震えが止まらない。 「…詩音?……怖いか?」 激しい動きの合間に、そっと頬に手を当てられ、優しく問われた。 ふるふると首を振り、継を見つめた。 半開きの口は、何か言葉を出そうにも上手く動かせない。 その代わりに… ぶわりと俺の匂いが継を包み込んだ。 コワクナイ アイシテマス、ケイ オレノスベテ アゲマス 「詩音………何て愛おしい…俺の番…」 更に膝を曲げられ、より深く繋がる体勢にされると、二人の繋がった部分が丸見えになった。 羞恥のあまりに思わず顔を晒すと 「ちゃんと見て。俺達が愛し合う様を。」 真剣な表情で請われると、拒否できない。 言われるまま、ゆっくりと視線をそこに持っていくと、継の楔が出入りしているのが見えた。 愛されてる。 俺なんかにあんなに欲情してくれてる。 俺を 俺を 愛してくれてる。 破裂音が響く中、押さえても押さえても口から零れ落ちる嬌声と、振り撒かれる二人のフェロモンで、もう、気をやりそうになっていた。 がくがくと揺れるリズムに身を任せ、湧き起こる快感に酔いしれていく。 辛うじて、僅かばかりに残った理性は、あと数度打ち付けられただけで粉々になってしまうだろう。

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