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家事と育児と仕事④
その夜、仁を寝かせてから継に声を掛けた。
「継、相談があるんです。」
「うん、どうした?」
いつものように俺を膝に乗せて頭を撫で、優しく微笑む継。
「あの出来事からそのままになってる、ここでの同居の件なんですけど…継はどうお考えですか?」
「俺か?俺は…詩音が望むようにしたいと思ってる。
今のままでもいいし、三人であのマンションで暮らしてもいいし。
詩音はどうしたいんだ?
もう、決まってるんだろ?」
悪戯っぽく笑う継に、俺も頷いて微笑みを返す。
「はい!俺はできれば…このままみんなと一緒に暮らしたいです。
継と仁と三人での生活もきっと楽しいですけど、それ以上に…」
「本当にそれでいいのか?」
俺の目をじっと覗き込んで継が尋ねてくる。
瞬きもせず、それを見つめ返して答える。
「はい。俺はここで暮らしたいです。
お義母さん達に迷惑を掛けることも十分分かってるんです…甘えてるって思うけど、何かあった時にも安心だし。
おこがましいけど…お義母さんや右京さんからいろんなことを学びたいし、手助けをしたい。
…継、どうでしょうか?」
「俺は詩音が望むようにしてやりたい。
それだけだ。
でもさ、一つだけ不満がある。」
「えっ?何ですか?」
「詩音…エッチの時に『声が聞こえたらどうしよう』『勘付かれたら嫌だ』とか思って、集中してくれないだろ?
俺は存分にお前を愛したいのに。」
きゅうぅ と全身の血が巡り、身体中が熱くなって顔が火照るのが分かった。
「そっ、それはっ!だっ、だって!」
継は俺をそっと抱きしめてきた。
ふわりと官能的な匂いが立ち昇っている。
背筋をぞわりと甘い痺れが走った。
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