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デート♡デート♡デートpart2④
翌日、ため息をつく俺に、お義母さんが仁を受け取りながら言った。
「詩音君、週末デートどうする?延期する?」
あぁ…やっぱりお義母さんには全てバレちゃってるのか…
恥ずかしくて真っ赤になりながらも
「正直言うと、できれば延期したくなっちゃってるんですけど。
でも、継に『週末お義母さんが仁を預かってくれるからデートに』って言っちゃって…今更『キャンセルです』って言えなくって…言わなきゃ良かった…」
「ふうん…どうしたもんかな…
継に出張でも捻じ込んでやろうかな…」
「お義母さん、そんなことできるんですか!?」
「ふふっ。まあね。パパに頼めば…
ちょっと甘い顔をすると、すぐ調子に乗るからな、あの甘ちゃんは。
少しお仕置きしてやろうかな。」
えへへっ、と悪戯を思いついたような顔で笑ったお義母さんは、俺の頭をポンポン撫でながら
「そうは言っても、詩音君は継に甘いからな。
今もちょっぴり心配してるだろ?」
「…はい。」
「延期するとその分期待値が跳ね上がって、歯止めが効かなくなっちゃうからね…
まぁ、継の気持ちも分からんでもないが…詩音君、大丈夫?」
「うーん…何かもう、それが分かるだけに、延期したいけどあとが怖いというか、でも仁にストップ掛けられる継がかわいそうで…無かったことにできないっていうか…
だって、あの調子じゃ、デートコースも泊まる所も、もう決めちゃってる気がする。
もしそうなら、ドタキャンなんて申し訳なくってできない。
あーっ、喜ばせようと思って早く言わなきゃ良かったぁ…」
お義母さん…肩が震えてますよ。
絶対笑いを噛み殺してる。
「はあっ…うちのお嫁ちゃんは何でこんなにかわいいんだろう。
我が息子は本当に幸せ者だよ!」
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