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デート♡デート♡デートpart2⑤

かわいい、かわいい と連呼されて、俺はどうしていいのか分からず固まっていた。 お義母さんからは、いつもの優しい花の匂いがしてくる。 決して揶揄っているのではないのは、十分に伝わってくる。 親として『息子()を愛してくれて大切に思ってくれてありがとう』って思いと、同じΩとして『夫の愛を全て受けとめる大変さ』を分かってくれてるから。 お義母さんの気持ちがうれしかった。 思い切ってお願いする。 「お義母さん…週末、仁をお願いします!」 「ふふっ、分かったよ。 詩音君、あのやんちゃ坊主を躾直してくれるかな?」 「はいっ!」 くすくすくす お義母さんの腕の中で、仁までキャーキャー大はしゃぎだ。 俺はこの幸せを噛み締めつつ、ハイテンションになった継との時間に一抹の不安を感じながら、仁を受け取った。 二人っきりが嫌なのではない。 本能のままに快楽に溺れ切ってしまうのが怖いんだ。 『そのことだけ』しか考えられなくなって、ただのイヤラシイΩに成り下がるのが嫌なんだ。 次の日だって、腰は引き攣れたように重怠くて痛いし、まともに歩けなくなるし。 素面に戻った時の恥ずかしさといったら。 それに、何が一番の問題かと言うと… やっぱり『家族公認でエッチしてきました!』感は恥ずかし過ぎる。 前回で経験した、帰宅時『良かったねぇ♡』とみんなから漂う匂いに、身の置き所がなくて消えて無くなりたかった。 あの雰囲気をまた味合わなければならないのか… それでも、継が喜んでくれるなら、という思いだけでその週を過ごした。 継は継で、毎日蕩けそうな瞳で俺を見つめては、妄想に耽っている(ように見えた)。 完全に週末の二人で過ごす時間のことしか頭にない。 仕事は大丈夫なのか?

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