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結ばれた番⑥

やっと涙の止まった詩音を横抱きにしたまま向かったのはバスルーム。 有無を言わさず髪の毛から足の先までもふもふの泡で洗ってやる。 詩音は…恥ずかしそうだが俺のなすがままで。 そうそう、俺が出したものも掻き出してやらないと… 「詩音、そこの壁に手をついて。」 「え?こうですか?」 「んー、もうちょっと手を下げて…もっと。 まだ…もう少し…いいよ。」 手を下げていくと必然的にお尻を突き出す格好になった。 「えっ?あの…継?」 「ふふっ…イイ子だな、詩音。ココもしっかり洗っとかないと…」 「あっそんなこと、やん、やだっ、継っ!」 やだやだとかわいい声で啼く詩音に煽られて、洗うどころか脈打つ猛ったモノをプリンとした尻に擦り付け突っ込んだ。 「ああっ、あんっ、ダメっ…ああんっ」 詩音の啼き声とパンパンと打ち付ける音とがバスルームに響き渡る。 狭いバスルームに甘い匂いが立ち込め、ますます俺自身が元気になる。 「いい匂いだ…詩音…堪んねぇ…」 盛りの付いた犬のように詩音の身体を欲しがり、足に力が入らず かくんと崩れ落ちる詩音を抱きかかえながら、体内に己を吐き出す。 声を出す気力もないのか、詩音は はふはふと荒い息を上げて、くったりと俺の腕に崩れ落ちた。 「け…い…いじわる…」 半開きの妖しい目で睨まれて、それがまたぞくっとくる。 どんな詩音も俺を誘い煽っているようにしか見えない。

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