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どうしたらいい…side :詩音②

舌舐めずりをした美しい獣が、ゆっくりと のし掛かってきた。 「ふふっ…俺もお前も…まだ足りないって言ってる。」 継は、自分の指を二本口に咥えて唾液を絡ませると、俺の後孔に擦り付けた。 くちゅり 「ひゃぁっっ!!…あっ、あっ、あっ」 昨夜、散々広げられたそこはまだ十分に柔らかく、ずぷずぷとうれしそうに継の指を飲み込んでいく。 継と比べて、申し訳程度の俺の肉棒の先端から、とぷりと先走りが溢れていた。 唇にキスされながら、空いた手で濡れた先端を爪を立てて弄られた。 「んぐっ、んっ、んーっ、んー」 一度に三カ所を責められて、身体がピクピクと魚のように跳ね上がる。 セックスは継とが初めてで…知識としては頭にあるものの、何をどうしていいのかわからずに、それでもただ目の前の欲に溺れていった。 「そうだ、詩音…思うように動いて…声を出してごらん。 何も恥ずかしいことないんだ。俺達は心から愛し合っているんだから。 ほら、感じるままに…」 継の指が中の敏感なところをワザとかすめるように触る。 いや、ダメ… ううん、ダメじゃない…もどかしい…もっと強く…ぐりぐりって触って欲しい… もっと奥まで… 次第に俺のΩの本性が顔を覗かせ始めた。 理性のカケラが砕け散り、消えていく。 番を魅惑するぶわりと濃厚なフェロモン。 半開きの唇からは甘い吐息が。 上目遣いで見つめる目はキラキラと潤み、愛する番だけをその瞳に写している。 「…け、い…いっぱい…ちょうだい…」 快楽が勝った。 俺の甘えた声に目を見開いた継はうれしそうに笑うと、指を一気に引き抜き、すぐさま楔を充てがって、濡れそぼった蕾に埋め込んだ。

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