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6ノンケも目覚めるド天然

「あ? 気持ち良い訳?」 「んな訳っ、ねぇだろ、んっ、クソがぁぁ……っ!」  しかし言葉とは裏腹に、どんどん質量を増していくソレ。 「はーん、気持ちよくねぇの? じゃあ何でどんどん勃ってきてんの?」 「っ、れはっ……ちげえ、って」  言葉で嬲ると、顔を真っ赤にしながらも殺意の込もった視線を向ける永島。  そのどこまでも意地を張る態度は、真空さんとは対極的だった。  それはどこか新鮮で、ああ、何かこれも悪くないかも、なんて思ってしまった。 「はぁっ……あ、くっ……覚えてろっ……いつか、ぜってえっ……んぅっ……」 「いつかぜってえーー仕返ししてやる、か? ……しっかし、嫌そうなこと言う割には気持ちよさそうな顔してんな? 感じてるだろ、お前」  くすりと笑うと、永島の手にぐっと力が入り、今にも噛みつきそうな顔に変わった。  そんな顔を見るのはどこか楽しかったがーー真空さんならどう反応するかと考え、一気に冷めた。  真空さんなら絶対、もっと可愛い声を上げて、もっと従順な態度をとるだろう。  ……ああクソ、急に真空さんに会いたくなってきた。  急に冷めた表情になって扱くのを止めた俺を見て、 「あ、え?」 と、きょとんとした顔になった永島。 「止めた。お前ばっか気持ち良くなっても俺が楽しくないし」  言いながら、ふと思いついて自分のバッグを引き寄せ、ゴムを取り出した。

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