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7決して覚めない夢であれ

 やがて身に何も纏わなくなった真空さんは、また四つん這いになって床に顔を近付けた。その興奮を表してか、肉棒は腹に張り付くほど勃起していた。 「う、んん……おふ、ぅん……」  僅かに声を漏らし、水音を響かせてゆっくりと舐めとっていく真空さん。  その様子を上から見下ろした俺は、強烈な快感が脳天を貫くのを感じた。――なんて惨めで愛らしい姿なのだろう。 「屈辱的じゃないですか? 犬みたいな扱いされて、床を舐めさせられて。そんなこと、犬でもやりませんよ?」  一心不乱に舐めとる真空さんの頭を軽く踏みつけ、嬲るように問いかけた。答えには期待をせず、辱めるためにわざと問いの形をとったのだ。  俺は時々首輪を悪戯に引っ張りながら、そのようなことを延々と言った。その度にビクンビクンと震え、真空さんはやがて我慢が効かなくなったのか、腰を揺らし始めた。その肉棒の先からは先走りを流しながら。 「あはっ……すっげえ良い眺め」  思わず口から零れ出た。支配欲と加虐欲が充分過ぎるくらいに満たされるためか、背筋を走り抜ける快感が止まらない。  もっと、もっと屈辱的なことをさせてみたい、そんな欲が溢れ出した。心臓が高鳴って、興奮からか頭がクラクラする。 「舐め終わり、ましたぁ、ご主人、様っ……」  そう言って上げた真空さんの顔は、羞恥と快楽に蕩け切っていた。それを見たら激しい衝動が体を突き抜けて、それが何なのか気付く前に、俺は思い切り笑いを零していた。 「あっ……ははははっ! 本当に舐め切っちゃいましたか、床に垂らした蜂蜜」  そして上げられた真空さんの顔を容赦なく踏みつけてから、その衝動が感じたことのないほどの嗜虐心によるものだと気付いた。 「このド変態が」  容赦なく顔を踏みつけながら低い声で罵ったせいか、真空さんは 「んッ、んんんううっ!」  と喘ぎ声を思い切り上げて果てた。

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